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※注: 部署等について、提供当時(1996年12月)から更新していない部分が残っています。

平成8年(1996年)版 化学物質と環境

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English page is here.


「化学物質と環境」(黒本)とは

現在の社会では種々の化学物質が広範に用いられています。これらの中には、環境中に放出され人の健康や生態系に有害な影響を及ぼすものがあり、これまでもしばしば社会問題化してきています。近年はその種類・量が著しく増加し、問題がますます多様化しつつあります。「化学物質と環境」は一般環境中における有害化学物質の残留状況等の調査結果をまとめたもので、1978年(昭和53年)から毎年発行しているレポートです。

ここでは、1996年12月に公表された1996年版「化学物質と環境」(以下「黒本」)の概要を提供します。(1995年度の調査結果です。)

調査の種類

  1. 化学物質環境調査 : 種々の化学物質を年に数十物質ずつ選択して環境残留状況(川,湖,海,魚,大気)を把握するもの。現在までに約900物質を調査しています。
  2. 水質・底質モニタリング : 化審法の第一種特定化学物質を中心とした化学物質について1986年から継続的に環境残留状況を調査しています。
  3. 生物モニタリング : 生物(魚類8種, 貝類2種, 鳥類1種)を対象に30種程度の化学物質について1978年から継続的に検出状況を調査しています。
  4. 指定化学物質等検討調査 : 化審法の指定・第二種特定化学物質について、環境残留性・人体暴露量を継続的に調査しています。
  5. 有機スズ化合物環境調査 : 化学物質環境調査の結果、有機スズ汚染が全国的に広がっていることが分かり、1985年から継続的に調査しています。
  6. 非意図的生成化学物質調査 : 物の合成や燃焼に伴い非意図的に生成される化学物質としてダイオキシン類などについて1985年から継続的に調査しています。

また、「黒本」には分析法開発などの関連調査結果や化学物質対策の国際的動向などの掲載もあります。

過去の「黒本」をご覧になりたい方は 環境省 環境安全課にお問い合わせください。

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