「内分泌かく乱作用とは」


「はじめに」
Q3:では、化学物質で内分泌がかく乱されるとはどういうことでしょうか?
一部の化学物質は、受容体に結合してホルモンのふりをしたり、ホルモンの働きなどを邪魔したりすることによって、内分泌の一連の働きを乱すことが分かっています。このように、化学物質が内分泌の働きを乱し(一連の過程に変化を与え)、生物にとって有害な影響を与えることを「化学物質の内分泌かく乱作用」と呼びます(仕組みについてはQ4参照)。
よく使用されている「環境ホルモン」という言葉は、環境中に存在して、生物に対しホルモンのような影響を与える化学物質、ということで、内分泌かく乱作用を持つ化学物質の俗称として用いられているものです。
