環境省大気環境・自動車対策黄砂過去の黄砂飛来状況2001年以降の主な黄砂現象の紹介

2008年の黄砂概況

 2008年は、日本の上空を通過する薄い黄砂は例年同様に観測されましたが、日本の地上付近に達する黄砂は気圧配置などの気象状況のために例年より少ないものでした。
 黄砂の発生源の一つであるモンゴルに設置されたライダーでは、発生源近傍の特徴的現象である高濃度・短時間の黄砂が繰り返し観測され、このうち偏西風に乗ってソウルにまで輸送されたのは2月12日が初めてでした。
 日本では、3月3日に日本列島の広範囲の地上で黄砂が観測され、過去の飛来時期と比較すると相当早いものでした。しかし、その後は地上でほとんど観測されず、4月15日頃には北日本から東日本の上空に比較的規模の大きい黄砂が到達したものの、地上までは降りてきませんでした。
 5月下旬には、北京へは何度か黄砂が飛来しており、そのうち5月31日には長崎など西日本にも黄砂が到達しました。この現象は6月1日まで継続し、それを最後に我が国の黄砂シーズンは終焉しました。これは、2007年の記録的に遅い黄砂の飛来(5月26、27日)よりも更に遅いものです。