里海ネット

全国の里海活動状況

8.課題に対する解決策

岩手県久慈市の事例『久喜浜クリーン作戦』

岩手県久慈市の事例『久喜浜クリーン作戦』

◆主体 : 教育機関(久慈市立久喜小学校)
◆協力団体 : 久慈市、漁業関係者
◆活動開始年度 : 平成9年~
◆資金:助成金
◆情報発信 : 校報、新聞、ニュース

教育機関が自治体・漁業者の協力を得て、次世代を育成する持続的な取組を構築した事例

目標(キーワード:次世代の担い手育成)

岩手県で「豊かな海づくり全国大会」が開催されたことを機に、地域の基幹産業である漁業への理解促進と次世代の担い手育成を目的に、平成9年6月に「久喜海づくり少年団」を結成して活動をスタート。

実施(キーワード:多様な活動)

「久喜海づくり少年団」は、地域の漁業関係者の支援を得ながら多くの活動を実施している。

  • 久喜浜クリーン作戦は、全校生徒が参加して久喜浜の漂流ごみの収集・仕分け作業を実施。
  • 磯観察、漁業体験(定置網船乗船体験・ウニ獲り体験)
  • ホヤ販売体験
  • 新巻・イクラづくり体験など

効果と課題(キーワード:人のつながり)

  • 子どもたちから「久喜の海は私たちが守ります。」等の頼もしい言葉が聞かれ、環境保全活動を通して、地域の自然を大切にする気持ちがより育っていることを実感している。
  • 21年間にわたる継続的な清掃奉仕活動が評価され、「平成30年度 海の日海事関係功労者大臣賞(国土交通大臣)」を受賞。
  • 一方で、児童数の減少に伴って活動の規模が変わることが懸念されている。
「久喜海づくり少年団」は、地域の漁業関係者の支援を得ながら多くの活動を実施している。
出典 :第17回 ちゅうでん教育振興助成(平成29年度)報告書資料 支援-04