里海づくりを目指して

里海づくりは「物質循環」、「生態系」、「ふれあい」という3つの要素、また、里海づくりの実践を支える「活動の場」及び「活動の主体」の2つの要素から構成されています。
健全な里海の保全・創出には、森・川・里・海の様々な場所において、人々が積極的に連携・協働して、継続的に里海づくりに取り組んで行くことが大切です。

生態系

●海洋生物の環境を考えた資源管理を!

わたしたちにとって重要な水産資源で、食物連鎖の重要な位置をしめる魚介類も当然、生物多様性の環の一部です。この生態系のバランスが崩れることがないよう、生息海域の保全や資源管理をしっかりと行うことが必要です。

物質循環

●森から海まで一体となった保全・管理を!

雲が雨となり山に降り、川となって海へ帰ることにより、水は循環しています。また、森に降った雨は、栄養分を蓄えて川や海に流れ込み、さまざまな生物に利用され、人や鳥などによって再び陸に戻されます。森・里・川・海を一体として捉え保全・管理していくことが大切です。

ふれあい

●里海とふれあう機会の創出を!

かつて里海は、海水浴や遊び場として地域の人々に利用されるとともに、貝類や海藻類を育み、人々の生活を支えてきました。人々に里海とふれあう機会を創出することにより、里海の恵みを認識することが大切です。

活動の場・主体

●まず、より多くの人の集まりを!

里海づくりは、単なる言葉だけでイメージする不確かな観念ではなく、沿岸海域の人々が集まって、活発に関わり合う「具体的な行動」からスタートします。

● 場と主体が一体となった活動を!

物質循環・生態系と、人との関わり・ふれ合いのバランスが里海づくりの活動を支えます。里海と密接な関係がある場所で、積極的に活動する人々が、連携と協働を継続して実践することが大切です。

● 海のように広く、潮の流れのように柔軟に!

里海を支える重要な役割・要素は当然、地域・海域によって多様です。個々の特性や個性を大切に、相互に広く柔軟に連携・理解し合うことで、地域・海域を超えたつながりをめざします。

里海と人とのふれあい