ダイオキシンの耐容一日摂取量(TDI)について
平成11年6月
中央環境審議会環境保健部会
生活環境審議会
食品衛生調査会
目 次
1.はじめに
2.TDIを巡るこれまでの経緯の概要
- (1)1990年(平成2年)のWHO欧州地域事務局専門家会合
(2)我が国におけるTDI等の設定
(3)1998年(平成10年)のWHO専門家会合における見直し
3.暴露の状況
- (1)通常レベルの暴露
(2)事故による暴露及び職業暴露
4.ヒトに対する影響
- (1)事故による中毒や職業暴露
(2)通常レベルの暴露
5.実験動物における影響
- (1)発がん性
(2)肝毒性
(3)免疫毒性
(4)生殖毒性
(5)その他
6.体内動態
- (1)経口摂取と吸収
(2)体内での分布
(3)代謝・排泄
(4)母子間の移行
(5)体内負荷量
7.毒性のメカニズム
- (1)Ahレセプターを介した毒性
(2)Ahレセプターを介さない毒性
8.毒性等価係数(TEF)と毒性等量(TEQ)
- (1)ダイオキシン類及びダイオキシン類似化合物
(2)毒性等価係数(TEF)
(3)毒性等量(TEQ)
(4)最新のTEFによるTEQの算出
9.TDIの算定
- (1)基本的考え方
(2)各種毒性試験における体内負荷量
(3)TDIの算定根拠となる動物の体内負荷量
(4)ヒトの体内負荷量
(5)ヒトの一日摂取量の算定
(6)不確実係数の決定
(7)TDIの決定
(8)従前のTDIの算定方法との相違
10.おわりに
- (1)TDIの意義と留意点
(2)今後の対策の推進