報道発表資料
なお、会場にて水俣条約関係のポスター展示も行う予定です。
1.概要
水銀に関する水俣条約は、平成25年10月に水俣市・熊本市で開催された外交会議において採択されたもっとも新しい国際環境条約の一つです。水俣条約は水銀のライフサイクル全体を通じた適正管理や排出削減を目指したものであり、日本は本年2月に条約を締結しました。
環境省では条約の採択以来、熊本県や水俣市とも共同で、水俣条約の採択記念行事等を通じて、水俣条約について理解を深めるための取組を行っているところです。その一環として、水銀研究を第一線で行っている日本の研究者をお招きし、特別公開ゼミを開催しています。
特別公開ゼミでは、「日本や世界の水銀による環境汚染から我々は何を学び、何を次世代に伝え残していくべきか」を共通テーマとして、参加者との討論形式の意見交換を交えつつ課題に対する理解を深めていくこととしています。この度、第3回、第4回の日時及び場所が決まりましたのでお知らせします。
なお、水俣病問題が引き起こしたこととその教訓が次の世代に引き継がれることを念頭に、大学生、高校生を中心とする若い世代を対象とした内容としていますが、どなたでも応募が可能です。
2.各回の詳細
第3回
日時 平成28年12月21日(水)15:00~17:00
会場 東洋大学白山キャンパス2号館16階スカイホール(〒112-8606 東京都文京区白山5-28-20)
個別テーマ 水銀リスク~安全に管理するには?水俣条約にみる国際社会と日本の取組~
講師 慶應義塾大学 環境情報学部 准教授 袖野玲子 氏(専門分野 環境政策)
第4回
日時 平成29年2月23日(木)13:00~15:00
会場 熊本県立大学CPDセンター(〒862-8502 熊本市月出3丁目1番100号)
個別テーマ 水俣条約と廃棄物~国連日本人職員の奮闘~
講師 国際連合環境計画 国際環境技術センター 企画官 本多俊一 博士(専門分野 廃棄物管理)
(参考)
第1回 ※終了しました
日時 平成28年11月9日(水)15:00~17:00
会場 山形大学理学部3号館 31番教室(〒990-8560 山形市小白川町1丁目4-12)
個別テーマ 金と水銀~水俣条約の背後にある問題~
講師 山形大学 理学部 客員教授 村尾智 博士(専門分野 人力・小規模採掘)
第2回
日時 平成28年12月17日(土)15:00~17:00
会場 大阪大学シグマホール(〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-3)
個別テーマ 水銀に関する水俣条約~誰がどうやって作ったの?日本の貢献はどこにある?~
講師 熊本学園大学 経済学部 講師 宮崎麻美 博士(専門分野 環境政治学、国際関係論)
3.募集要項
募集人員 各回80名(応募者多数の場合は抽選させていただきます)
応募方法 下記ページからお申込みください。
http://www.city.minamata.lg.jp/2935.html (水俣市ホームページ)
応募締切 各回によって異なります。上記ウェブページから確認ください。
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境保健部環境保健企画管理課水銀対策推進室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8260
室長 髙橋 一彰(内 6353)
室長補佐 斉藤 貢 (内 6368)
室長補佐 中村 雄介(内 6359)
担当 大江沙知子(内 6356)