環境省 > 総合環境政策 > 環境技術実証事業 > VOC等簡易測定技術分野 ”対象分野の概要”
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対象技術分野

VOC等簡易測定技術分野

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技術例:ハンディVOCセンサー/モニター等技術例:ハンディVOCセンサー/モニター等
 
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実証済み技術一覧
 
対象分野の概要

技術の概要

操作・管理が容易であったり、迅速に定量が可能であるといった特徴をもったもので、VOC等取扱い事業所における工程管理、機器管理等、VOC等排出削減の自主的取組みに有用な技術です。

なお一般的に「VOC」とは、大気中で光化学反応、物理反応等により、光化学オキシダントや浮遊粒子状物質(SPM)を生成する原因物質となる揮発性有機物質のことですが、「VOC等」とは、例えば「排ガス中のTVOC」「室内環境VOC」「におい」等が含まれ、技術分野としてはより広い範囲の技術を対象としています。

対象となる技術の例

VOC等 に関して複数成分を同時に測定でき、操作・管理等が簡便な技術(実証実績として、触媒酸化-検知管方式、干渉増幅反射法(IER法)、酸化物半導体式ガスセンサ、光イオン化検出器などがある)

参考資料

 
利用者(VOC等排出事業者、地方自治体の方)へ
大気汚染防止法においては、VOC排出量が多く、大気環境への影響も大きい施設に対して、排出口における排出濃度規制を適用しています。同時に事業者自らが行う排出抑制の自主的取組みを組み合わせた制度(ベストミックス)によりVOC排出量を抑制するという考え方に基づくことから、より一層の排出量削減には規制対象外となる中小規模の施設の自主的な取組を促進させる支援が必要です。

VOC等排出事業者は、日々の管理等で排出量を的確に把握し、最適なVOC等削減策を講じれば、一層の作業環境の改善、溶剤コストの削減、環境情報の透明化によるCSRの確保といったメリットに繋がることが期待されます。ところが、自主的取組に活用可能な簡易型の測定器は多様な機種が販売されているものの、その精度、操作性、測定に要するコスト等のデータは、メーカーが公表しているもののみとなっています。

ETV事業は、第三者による技術実証試験結果を公表し、技術の有効性を判断するために必要な各種情報を提供することで、利用者のニーズにあった技術選定に役立つものと考えています。
実証申請者(簡易型測定器メーカー、販売店等の方)へ
ETV事業は、利用者に対して利用可能な環境技術の概要を紹介すると共に、第三者による技術実証試験結果を公表し、利用者の技術選定のために必要な各種情報を提供することで、利用者の潜在的なニーズを引き出し、実証申請者の有用な技術の普及拡大に役立つものと考えています。

実際に、過去の実証申請者を対象にしたアンケート調査では、「実証後、技術に対する問い合わせが増えた」、「販売促進や技術開発等の活動に関して、ある程度の効果があった」との回答、また、交付されたETVロゴマークについて、「製品のパンフレット、技術報告、外部向け冊子、自社のウェブサイトなどに掲載している」という回答が見られます。

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