国民公園及び千鳥ケ淵戦没者墓苑

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2013年06月07日北の丸公園の自然

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先日より夏日が続いていましたが、今日は雲が広がり、久しぶりに涼しい気候となりました。
6月7日(金)の北の丸公園自然情報をお届けします。
(※画像をクリックすると拡大します。)

ナツツバキ
別名シャラノキ(沙羅の木)といいます。
ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木です。

朝に開花し、夕方には落花する一日花で、涼しげな装いの花です。吉田茂像の背面に植栽されているので、是非ご覧下さい。

ツユクサ
ツユクサ科ツユクサ属で、花期は梅雨頃です。別名、蛍草(ほたるぐさ)、帽子花(ぼうしばな)、青花(あおばな)、鴨跖草(おうせきそう)。日本全土で見られる、朝に咲き午後にはしぼんでしまう一日花です。

ムラサキシキブ
クマツヅラ科ムラサキシキブ属です。秋になると実が紫色になり、駄菓子のガム?のようになります。花言葉は、「愛され上手」、「上品」、「聡明」です。

モノサシトンボ
モノサシトンボ科モノサシトンボ属です。比較的おとなしく、近づいてもあまり逃げません。池や沼、日陰を好むトンボで、名前の通り腹部に目盛りのような模様があります。5月末頃から9月中旬頃まで見ることができます。

イチョウノキ(顔に見える幹)
ふと視線を感じて幹を見てみると・・・顔がありました!随分驚いているようですが、こちらの方が驚きました。

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2013年06月03日北の丸公園の自然

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梅雨入りはしましたが、昨日、今日と、晴れ渡った青空が広がっています。サンサンと降り注ぐ太陽の下、園内の芝生広場では日光浴をするお客様の姿も見られました。
6月3日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
(※画像をクリックすると拡大します。)

ビヨウヤナギ
オトギリソウ科オトギリソウ属の半常緑小低木で、中国原産です。

枝先が少し垂れ下がり、ヤナギの葉に似ているのでこの名がつきましたが、ヤナギの仲間ではありません。


モンシロチョウ
この蝶を知らない人は少ないのではないでしょうか。日本全土に分布しています。成虫になったときの天敵は、鳥類、カマキリ、トンボなどです。


ハナショウブ
アヤメ科アヤメ属の多年草です。以前紹介した「カキツバタ」はハナショウブの隣の浮島に植栽されており、この2種は大変似ています。慣用句で、「いずれがアヤメかカキツバタ」というものがありますが、これは「優劣がつけがたい」「見分けがつきがたい」という意味で用いられます。

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2013年05月31日北の丸公園の自然

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5月も最終日を迎えました。園内では様々な種類のトンボが飛び交い、散策中の人々を楽しませています。
5月31日(金)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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シモツケ
バラ科シモツケ属の落葉低木です。下野の国(栃木県)で見つかったのでシモツケと名付けられました。

園内にはピンク色がほとんどですが、濃紫も植栽されています。

ノピル
ユリ科ネギ属で、食用や民間薬としても用いられてきました。日当たりの良い土手などで見られる多年草です。

キンシバイ
オトギリソウ科オトギリソウ属で、中国原産の半落葉小低木です。花の形が梅に似ており、花色が黄色なのでこの名がつきました。
改良して花びらを大きくしたものが、休憩所前にあるヒペリクム・ヒドコートです。

モグラ塚
園内の樹林地等では、モグラの穴がたくさん見られます。巣である地下トンネルの修復や改修の際、残土を巣の外に排出した為にできたもので、これらは「モグラ塚」と呼ばれています。

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2013年05月29日北の丸公園の自然

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今日から関東甲信地方は梅雨入りをしたようです。園内では、この季節ならではの植物が次々と開花し始めています。
5月29日(水)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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タイサンボク
吉田茂像周辺に、白色の大きな花が咲き始めました。
モクレン科の常緑高木で、北米中南部原産です。日本では公園によく植えられています。

アメリカ合衆国南部を象徴する木とされていて、ミシシッピー州とルイジアナ州の州花に指定されています。

バイカウツギ
アジサイ科バイカウツギ属の落葉低木で、別名はサツマウツギ。名前の由来は梅に似た花を咲かせることから来ています。5月22日(水)に紹介した「ブラシノキ」の側に植栽されています。

シチダンカ
ユキノシタ科アジサイ属の落葉低木で、ヤマアジサイの一種です。

アオダイショウ
池の近くの生け垣にアオダイショウが現れました。毒はありませんが、個体によって性格が違うので、もし見つけたらそっとしておきましょう。

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2013年05月27日北の丸公園の自然

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5月も残すところわずかとなりました。園内にある中の池では、カイツブリが卵を温めている様子を見ることができます。
5月27日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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ビロードモウズイカ
ゴマノハグサ科モウズイカ属です。明治初期に日本に渡来しました。

名前の由来は葉がベルベットのような感触である事からきています。大きくなると高さ2mにも成長します。


ガクアジサイ
アジサイ科アジサイ属で、北の丸公園では沿道や山側で植栽されています。
周囲の花だけが開き、それを額に見立てたことが名前の由来です。
また、土壌のPHの違い(酸性・アルカリ性)により色の発色が異なるようです。


ツマグロヒョウモン
写真はツマグロヒョウモンの雌です。雌は、羽の端の黒色が雄よりも目立ちます。体内に毒を持つマダラチョウの仲間、ガバマダラに擬態していると言われています。


カイツブリ
中の池で、カイツブリが卵を温めています。羽化するのは6月の中旬頃が見込まれます。元気なあかちゃんが生まれるよう、優しく見守りましょう。

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2013年05月21日北の丸公園の自然

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昨日は久しぶりの雨模様となりました。植物たちにとっては恵の雨かもしれませんね。5月20日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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ヒペリクム・ヒドコート
休憩所前のヒペリクム・ヒドコートが咲き始めました。

中国原産で、枝垂れた枝の先に花をつけます。


ドクダミ
雑草扱いのドクダミですが、色々な病や傷に効くという優れた薬草です。花びらに見えるのは苞(つぼみを包んでいた葉のこと)です。花は黄緑色の部分で、花びらはありません。


シロツメクサ
池付近に群生しています。ヨーロッパ、北アフリカ原産の多年草です、クローバーの名でよく知られています。


カルガモ
池にいるカルガモです。人に慣れているので、すぐ近くまで寄ることができます。池から上がって一休みしていたようです。

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2013年05月15日北の丸公園の自然

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本日も昨日に引き続き青空が広がり、気温が25度を超える夏日となりました。
5月15日の北の丸公園自然情報をお届けします。
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カルミア
5月8日(水)にご紹介した休憩所前のカルミアです。ほぼ満開となりました。

カルミア
「まるで造花みたい。とても綺麗ね。」とお客様。まさに今が見頃ですので、是非ご覧になって下さい。


トベラ
東北南部以南に咲く常緑低木です。
名前の由来は、葉に悪臭があり、扉にさして魔除けとして使ったからだといわれています。

トベラ
粘着性のある種で、鳥のくちばしなどに付着して運ばれます。


カキツバタ
下の池の浮島に植栽されています。橋の上と工芸館へ行く道から見ることができます。カルガモや亀、スッポンが浮島の上で休んでいる事がありますので、花と一緒に観察してみると楽しいかもしれません。


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2013年04月25日北の丸公園の自然

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昨日の雨模様から一変、今日は日差しが暖かく、気持ちの良いお天気となりました。
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チリアヤメ

小さいながらも、鮮やかなブルーが美しい花です。中心の模様は、まるで人の手で描かれたもののようです。



オタマジャクシ

芝生広場にある池には、今年も沢山のオタマジャクシが誕生しています。遊びに来られた小さなお子様たちに人気のオタマジャクシ。訪れた方々はその数の多さに、きっと驚かれると思います。



ツツジ

北の丸公園内のツツジが、今まさに見頃となっています。色とりどりの美しいツツジを是非ご覧になってみてください。




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2012年07月27日北の丸公園の自然

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真夏の太陽が顔を出し、本当に暑い日が続く毎日となりました。
公園も夏本番となってきました。
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カクレミノが実を付け始めました。秋には黒紫色に熟します。
葉が三裂、無裂など様々な形が一本の木に出るのが特徴です。



クサギの花が咲き始めました。野山に生えている落葉木。
名前は葉に独特の臭気があるところから着けられる。


(咲いたイメージ)



ベニイトトンボが現れました。全身が真っ赤なオス。

胸部は若干橙色ような色だが、腹部は緑がかっているメス。
環境省レッドデータブックの絶滅危惧Ⅱ類に分類



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2012年07月12日北の丸公園見頃情報(7月12日)

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九州地方では大雨で大変なようです。東京は例年の梅雨のように毎日雨模様では無く、晴れの日があったかと思えば大雨というように不安定な日が続いています。何時になったら梅雨が明けるのでしょうか。
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ヤブカンゾウが咲き始めました。
ユリ科の多年草。花期は7~8月。
中国原産の帰化植物。別名ワスレグサ。
花は八重咲き。新芽は茹でてお浸しにする等食用になります。


ヤブミョウガが見頃になりました。


ヒメヒオウギスイセンも満開です。


1ヶ月前にはこんなに小さくて、親の背中に乗っていた
カイツブリが


こんなに大きく成長しました。


でも、まだ親から餌食を受けています。後、半月もすると独り立ちをすると思われます。




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