皇居外苑の一年間(2月)

2月(春の植物)

写真:春の植物

皇居外苑の北の丸地区は、森林公園として整備され、一年を通じて様々な植物に出会うことができます。

特に春は、四季の中でも一番華やかな季節となります。

落葉樹がまだ葉を落としている早春に一足早く花を付けるのが、マンサクの花です。
これに続き、中央樹林地周辺では、ウメの花が咲き始めます。3月も終わり頃になると園内もいよいよにぎやかになり、コブシやレンギョウなど次々と咲き、千鳥ケ淵をはじめ園内各所で桜も咲き始め、4月にかけ春真っ盛りの様相となります。

一方、昔からの面影を残す桜田濠や牛ヶ淵等の堤塘部では、3月末から4月にかけ、黄色い花のナノハナや、紫色が鮮やかなショカッサイ等が土手一面に彩るのを楽しむことができます。


このように、一般には松と芝生の苑地のイメージの強い皇居外苑でも、北の丸地区では四季を通じて、そこかしこに花を見ることができ、季節を楽しむことができます。少し足を止めて、眺めてみてはいかがでしょうか。