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環境省

アイコン札幌市内の高断熱住宅における試行実験

札幌市

平成28年度「NEBを踏まえた住宅におけるCO2排出削減に関する実証調査事業」の一環として、 札幌市内の高断熱住宅をフィールドとして試行を行ったものです。

札幌市内の下記3タイプの各住宅を対象として、
①入居者へのアンケート調査
②エネルギー消費量の分析
等を実施し、高断熱住宅と標準住宅との快適性やエネルギー消費量の違いについて分析を実施しました。

本実験におけるNEB/EB

NEB・・光熱費削減、熱的快適性

EB・・CO2削減効果

試行の概要

• 高断熱住宅では、北海道(省エネルギー法での地域区分2)の平均値よりも1~3割程度低い原単位を達成していました。

• 特に厳冬期における差が顕著であり、1月では3~4割程度抑えられている結果となりました。

•光熱費や、窓際の熱的快適性、各室の熱的快適性とも、入居前の期待、および入居後の満足度のどちらも、高断熱住宅の方が標準住宅よりも高い結果となりました。

•高断熱住宅では、光熱費や各熱的快適性について重視する度合いが大きい人ほど、住宅の光熱費や熱的快適性について満足度が高い結果となりました。

 ⇒高断熱住宅は、光熱費や各熱的快適性について重視する人のニーズに的確に応えられていると考えられます。

•高断熱住宅の高い熱的快適性を得るために、2,000円/月以上の負担を許容できるとの回答が多くを占めました。

•中には、10,000円/月の負担も許容できるとの回答も見られました。