日中韓生物多様性政策対話について

平成24年5月に開催された第14回日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM14)において、北東アジアの生物多様性保全促進のためTEMM15までに日中韓政府で政策対話を行うことが合意されたことを受け、日中韓の生物多様性政策に関する情報交換を事務レベルで行うこと等を目的に開催しています。

 
第1回会議の概要
  1. 1. 開催地: 韓国インチョン市
  2. 2. 開催日程: 平成25年3月13日(水) 14日(木)
  3. 3. 結果概要

三カ国の参加者は各国の政策実施状況等に関する情報交換を行ったほか、今後の協力項目として以下について合意しました。また、三カ国の参加者は、今後の協力項目に関する議論を含めた第1回生物多様性政策対話の成果について留意し、その価値や今後の情報共有とパートナーシップ構築に向けた本会議の重要性を認識しました。

  • 愛知目標の実施に関する情報共有を強化
  • 日中韓三カ国における、遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関する名古屋議定書の早期発効に向けた協力と情報共有の重要性を認識し、将来的に更に議論
  • 生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)に関する情報共有と協力の重要性を認識
  • 根絶技術、政策等の侵略的外来種に関する情報共有
  • アジア太平洋地域生物多様性観測ネットワーク(AP-BON)や生物多様性センターネットワーク等の研究機関間のネットワークを強化
  • 民間セクターの関与に関する情報共有
第2回会議の概要
  1. 1. 開催地: 韓国ピョンチャン市
  2. 2. 開催日程: 平成26年10月12日(土)
  3. 3. 結果概要

三カ国の参加者は各国の政策実施状況や研究等に関する情報交換を行ったほか、今後の協力項目として以下について合意しました。次回会合は中国で開催される予定です。

  • 愛知目標の実施や評価方法に関する情報共有を強化
  • 日中韓三カ国における、遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関する名古屋議定書の早期発効に向けた協力と情報共有の重要性を認識。特に普及啓発に関する情報共有を強化
  • 生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)の作業計画2014-2018の実施に関する情報共有と、特に生物多様性と生態系サービスに関する地域・准地域アセスメントに関する協力
  • ビジネスと生物多様性パートナーシップを含めた民間参画、気候変動への適応、侵略的外来種対策、生態系サービスの経済価値評価等に関する情報共有を強化
  • アジア太平洋地域生物多様性観測ネットワーク(AP-BON)や生物多様性センターネットワーク等の研究機関間のネットワークを強化
第3回会議の概要
  1. 1. 開催地: 中国 南京市
  2. 2. 開催日程: 平成28年4月13日(水)
  3. 3. 結果概要

三ヶ国の参加者は主に下記の事項について、各国の政策実施状況等について情報交換を行いました。次回会合は日本で開催される予定です。

  • 生物多様性の主流化(ビジネス界の参画、国連生物多様性の10年、生物多様性と生態系サービスの経済学(TEEB))
  • 生物多様性国家戦略の実施(生態系の劣化の脅威の削減:侵略的外来種、気候変動、生息地の保護:国立公園、自然保護区)
  • その他の取り組み(IPBES、AP-BON、ESABII、生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR))

なお同日、日中韓三カ国ABS(遺伝資源へのアクセスと利益配分)セミナーが併せて開催され、遺伝資源のABSに関する政策、ガイドライン等の状況及び将来の協力に関して発表及び意見交換を行いました。