環境省大気環境・自動車対策黄砂黄砂対策への環境省の取組ライダーモニタリングシステムの構築

ライダーの原理

ライダーで非球形を区別する原理図
黄砂パンフレット」掲載図より

 ライダーは、電磁波の代わりにレーザー光を用いたレーダーで、上空を通過する黄砂を地上で計測できるリモートセンシング機器の一種です。地上から放射したレーザー光は空中の微粒子によって散乱されるため、この状況から黄砂の垂直方向の濃度分布(レーザー光が浮遊物質によってはね返ってくる光線量から、浮遊物質量を推定)や、その時間的な変化を知ることができます。 
 

 また、偏光レーザー(光波の位相が一方向にそろったもの)を用いることにより、浮遊微粒子の非球形性の推定も行われています。偏向レーザー光は球形の物体により反射されると偏光のまま戻ってきますが、非球形の物体により反射されると偏光状態が乱れます。一般的に大気汚染物質は球形ですが、これに比べると黄砂粒子は不整形なので、この方法で大気汚染物質との判別が可能となります。
 

 ライダーは、雲のように極めて濃い微粒子が浮遊している場合を除き、対流圏内の観測点上空を通過する全ての黄砂を、リアルタイムに無人で連続観測できるという特徴があります。