よくある質問

Q10 水道の水は大丈夫か

 2020年度にPFOS・PFOAが水質管理目標設定項目(水質管理目標値50 ng/L(暫定値))に位置付けられた(→4.7参照)ことから、2020年度から、多くの水道事業者等が、水道水質基準に準じて給水栓水のPFOS・PFOAの検査を行っています。
 2024年5月、環境省と国土交通省が共同で、水道事業者、水道用水供給事業者、専用水道の設置者を対象に、水道におけるPFOS・PFOAの検査結果を調査しました。このうち、一般の需要に応じて水道水を供給する水道事業者と水道用水供給事業者について、暫定目標値を超過した事業は、2020年度は11事業ありましたが、年々減少し、2024年度は9月末時点で0事業でした。2023年度までに暫定目標値を超過したことのある全14事業において、当該水源からの取水停止、水源切替え、活性炭による処理等の措置を行い、9月末時点での結果では暫定目標値を下回っていました。
 検査をまだ実施していない水道事業者に対しては、環境省と国土交通省が連携して、検査を実施するよう、引き続き呼びかけています。

1 2025年6月に水質基準に関する省令改正を行い、PFOS・PFOA(合算で50 ng/L)は水質基準に格上げし、2026年4月1日から施行します。