水・土壌・地盤・海洋環境の保全

地中熱の利活用

地中熱の利用は多岐にわたります

地中熱は住宅、事務所、庁舎など、さまざまな場所で利用されています。
日本でも設置件数が伸びており、これからの普及が期待されています。

東京スカイツリー®地域

東京スカイツリー地域では、日本の地域冷暖房では初めて地中熱利用システムを採用しました。基礎杭とボアホールに設置されたチューブを使って地中熱と熱交換します。
その熱を利用して夏は冷水、冬は温水を作って地域の冷暖房の一部として利用します。

東京スカイツリー地域

東京国際空港(羽田空港)第3ターミナル

羽田空港第3ターミナルでは、土地の特徴に合わせた地中熱利用を行っています。
羽田空港では、地中約50mまで杭を打ち建物を安定させています。この杭に熱交換器を取り付けて地中熱を回収することで、冷暖房として利用しています。

東京国際空港

学校

地中熱ヒートポンプは地中で熱交換を行うため、建物の外観を損なうことがありません。そのため、景観保護の観点からも評価されています。

学校

融雪

道路の下に配管を埋め、地中の熱を循環させることで舗装を温め融雪及び凍結防止を行います。地下水の汲み上げによる地盤沈下の障害発生の抑制も可能です。

融雪

農業用途

地中熱を利用した冷暖房を行うことで、光熱費の削減だけでなく作物としての新しい付加価値を生む可能性もあることから、農業に地中熱利用システムを導入する事例が増えています。

農業用途