水・土壌・地盤・海洋環境の保全

海域の物質循環健全化計画 | 平成22年度第3回海域の物質循環健全化計画播磨灘北東部地域検討委員会議事要旨

日時

平成23年2月23日(水)13:30~15:45

議題

  1. (1)第2回統括検討委員会の結果概要
  2. (2)行政等による関連施策・計画の紹介
  3. (3)現地調査結果の報告
  4. (4)物質循環円滑化のための方策と次年度検討方針
  5. (5)本年度検討のとりまとめ方針

出席者

(委員)
藤原建紀(委員長)、駒井幸雄、反田實、出口一郎
兵庫県漁業協同組合連合会 山口徹夫、水産庁瀬戸内海漁業調整事務所指導課 小林一弘、兵庫県農政環境部農林水産局水産課 藤澤崇夫、兵庫県農政環境部環境創造局自然環境課 結城嘉彦(代理)、兵庫県農政環境部環境管理局水質課 森川格、明石市環境部環境保全課 林修司、 (財)ひょうご環境創造協会兵庫県環境研究センター 園田竹雪
(オブ)
兵庫県県土整備部土木局港湾課 田中修平、兵庫県農政環境部農林水産局漁港課 赤曽部俊則
(環境省)
水・大気環境局水環境課閉鎖性海域対策室 室石室長
(統括検討委員会事務局)
いであ(株) 平野、黒川、芳川
(事務局)
(社)瀬戸内海環境保全協会 嵐、石川、藤原
いであ(株) 飯田、奥村

配付資料

資料-1
第2回統括検討委員会の結果概要
資料-2
行政等による関連施策・計画
資料-3
現地調査結果の概要
資料-4
物質循環円滑化のための方策と次年度検討方針
資料-5
平成22年度播磨灘北東部地域検討とりまとめ(案)
参考資料-1
第2回地域検討委員会の指摘と対応

議事

  • 会議は公開で行った。
  • 議事開始前に、参考資料-1に基づき第2回地域検討委員会での指摘とそれに対する対応方針が確認された。

(1)第2回統括検討委員会の結果概要【資料-1】

  • II類型の海域における栄養塩濃度の変動については、陸域由来の負荷と外海由来の自然変動分の負荷の両方が影響しているため、資料への反映が必要との指摘があった。

(2)行政等による関連施策・計画の紹介【資料-2】

  • 資料-2に掲載された内容以外の取組みとして、海底耕耘の実施状況について説明があった。

(3)現地調査結果の報告【資料-3】

  • 加古川流量や、加古川流量に対する泊川や事業場の排水流量について、また潮位変動と流れの位相の関係について追加の整理が必要との指摘があった。
  • 次年度に向けての課題について、降雨時の影響を考慮した調査計画を作成する必要があるとの指摘があった。
  • 調査海域において、事業場の排水はアンモニア態窒素の濃度が高く、下水処理場の排水は無機態窒素のうちの大部分が硝酸態窒素であるとの特徴が確認された。
  • 加古川の河川水の拡散状況について、さらに詳細な整理が必要であり、出水量の違いによる拡散状況の違いについても整理することとした。

(4)物質循環円滑化のための方策と次年度検討方針【資料-4】

  • 播磨灘の健全化に向けた改善策について、本事業は実際に播磨灘海域を健全化する事業ではなく、要素技術の開発が目的であると確認がされた。
  • 最終的なアウトプットの評価因子について、現段階での設定状況を確認し今後数値を設定することとした。
  • ため池の対策について、効果検証の難しさが予想されるため、本業務での効果把握の実施には検討が必要との指摘があった。
  • AGP試験の位置付けを整理し、試験方法の再検討が必要との指摘があった。
  • 河川水を利用した海水交換の増加対策について、港湾施設利用への影響も検討する必要が指摘された。
  • 報告書での対策の記載順について、対策の重要度を考慮する必要があるとの指摘があった。

(5)本年度検討のとりまとめ方針【資料-5】

  • 資料-5に基づき本年度検討のとりまとめ方針について原案のとおり取りまとめることを確認した。

(6)その他

  • 事務局より、本委員会の配付資料と議事要旨についてホームページに掲載する旨の報告があった。

以上

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