日時
平成22年12月27日(月)15:00~17:00
場所
安保ホール 301号室
議題
- (1) 物質循環の理解と課題の抽出について
- (2) 現地調査結果の解析と物質循環モデルでの解析方針について
- (3) 物質循環状況解明のための調査計画について
- (4) その他
出席委員
【委員】中田喜三郎(座長)、青木伸一、石坂丞二、鈴木輝明、中村由行(代理:井上徹教)、林誠司、愛知県漁業協同組合連合会 和出隆治、愛知県農林水産部農林政策課 村田典之、愛知県農林水産部水産課 甲斐正信、愛知県水産試験場 岩田靖宏、愛知県建設部河川課 三木直人、愛知県建設部港湾課 足立真宏、愛知県環境部水地盤環境課 大矢伸也
【オブザーバー】国土交通省中部地方整備局港湾空港部海洋環境・技術課 山田誠、国土交通省中部地方整備局三河港湾事務所 老平武弘、三浦真義、環境省中部地方環境事務所環境対策課 伊藤正市、愛知県建設部下水道課 林克生、杉山謙
【統括検討委員会事務局】いであ(株) 黒川、畑
【事務局】いであ(株) 平野、風間
配布資料一覧
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- 議事次第、出席者一覧、配席表、三河湾地域検討委員会設置要綱
- 資料1
- 三河湾の物質循環の理解と課題の抽出
- 資料2
- 現地調査結果の解析とモデルでの解析方針
- 資料3
- 物質循環状況解析のための調査計画(案)
- 参考資料1
- 第一回委員会意見に対する対応
- 参考資料2
- 三河湾の物質循環に関わる情報整理(委員限り)
議事
会議は公開で行われた。
(1) 物質循環の理解と課題の抽出について
- 事務局より、資料-1に基づき、三河湾の物質循環の概要と物質循環を理解するための課題について説明があり、三河湾の物質循環を理解するために必要な情報等について検討された。
- 回遊性の魚類による栄養塩の外海への移出と三河湾内の水質変化の関係性等が指摘された。また、情報収集が望まれる内容として、動物プランクトンやクラゲの生態情報等が挙げられた。
(2) 現地調査結果の解析と物質循環モデルでの解析方針について
- 事務局より、資料-2に基づき、夏季調査における微小ピコ・ナノプランクトンとマクロベントス、メイオベントスの結果が説明され、モデルにおける解析方針について報告があった。
- 1960年頃の物質循環状況を目標に解析を進めることの妥当性を確認した。しかし、1960年頃の三河湾の物質循環は具体的なデータが少ないので、ある程度仮定をしつつモデルを構築する必要性があることが指摘された。
- 委員から、モデル解析に当たって、無機態栄養塩の減少や難分解性有機物の増加等の影響も加えてほしいとの要望があった。
(3) 物質循環状況解明のための調査計画について
- 事務局より、資料-3に基づき、三河湾の物質循環状況の解明に際して十分な既存資料がなく、物質循環モデルでは解明できない「生産性の変化」に焦点を当てた調査計画案について説明があった。
- 委員から、流入水の分解性試験等を追加検討するよう要望があった。また、詳細な実験計画の立案にあたっては、実験器具の選定や現地条件を再現した試験方法等実験条件への配慮が必要であることが指摘された。
(5) その他
- 事務局より、本会議の資料及び議事要旨を、環境省ホームページで公開する旨、報告があった。
- 次回検討委員会は、平成23年3月3日(木)午後に名古屋市内で開催する予定となった。