水・土壌・地盤・海洋環境の保全

海域の物質循環健全化計画 | 平成22年度第1回海域の物質循環健全化計画三河湾地域検討委員会

日時

平成22年11月12日(金)15:00~17:00

場所

安保ホール 301号室

議題

  1. (1) 海域の物質循環健全化計画全体計画と三河湾地域検討計画について
  2. (2) 三河湾の概要及び物質循環が抱える課題とその解決方法について
  3. (3) 平成22年度現地調査計画と夏季調査結果の概要について
  4. (4) モデル解析への提供情報と要望事項について
  5. (5) その他

出席委員

【委員】中田喜三郎(座長に選出)、石坂丞二、鈴木輝明、中村由行(代理:井上徹教)、林誠司、愛知県漁業協同組合連合会 和出隆治、愛知県農林水産部農林政策課 村田典之、愛知県農林水産部水産課 甲斐正信、愛知県水産試験場 石田基雄、愛知県建設部河川課 三木直人、愛知県建設部港湾課 足立真宏、愛知県環境部水地盤環境課 大矢伸也、鈴木俊行
【オブザーバー】国土交通省中部地方整備局港湾空港部海洋環境・技術課 山田誠、国土交通省中部地方整備局三河港湾事務所 三浦真義、環境省中部地方環境事務所環境対策課 伊藤正市
【環境省】水・大気環境局水環境課閉鎖性海域対策室 室石泰弘
【統括検討委員会事務局】いであ(株) 島田、黒川
【事務局】いであ(株) 平野、風間

配布資料一覧

議事次第、出席者一覧、配席表、三河湾地域検討委員会設置要綱
資料1
海域の物質循環健全化計画及び三河湾地域検討計画
資料2
三河湾の概要及び物質循環が抱える課題とその解決方法の検討
資料3
平成22年度現地調査計画(調査結果は委員限り)
資料4
モデル解析に必要な情報の収集状況と要望する事項
参考資料
三河湾の物質循環に関わる情報整理(委員限り)

議事

会議は公開で行われた。

座長選出

  • 事務局より、「平成22年度 海域の物質循環健全化計画 三河湾地域検討委員会 設置要綱」が説明され、了承された。
  • 座長に中田委員が選出された。

(1) 海域の物質循環健全化計画全体計画と三河湾地域検討計画について

  • 事務局より、資料-1に基づき、「海域の物質循環健全化計画検討方針」について説明があり、統括検討委員会でのヘルシーの定義及びモデルイメージ、地域検討委員会での物質循環にかかる情報整理、物質循環状況の解明調査、バランス向上対策検討の進め方等、検討方針について承認された。

(2) 三河湾の概要及び物質循環が抱える課題とその解決方法について

  • 事務局より、資料-2に基づき、三河湾の概要及び物質循環が抱える課題は高次の生物に栄養塩類が円滑に循環していかないことであり、その解決方法として課題と原因のフローを作成し検討を進めることが説明され、フローの内容等について検討された。
  • 対象海域へ流入する水の質の変化という当該地域における課題特性の観点からみると、下水道に関連して検討する部分が多いため、本検討会には県の下水道所管課にもオブザーバーとしてでも構わないので、参加していただきたいとの要望があった。

(3) 平成22年度現地調査計画と夏季調査結果の概要について

  • 事務局より、資料-3に基づき、平成22年度に三河湾内10地点において夏季・秋季・冬季の3回現地調査を行う計画であることが説明され、夏季調査結果の概要について報告があった。
  • マクロベントス、ナノベントス、ピコ・ナノプランクトン調査に関して、調査結果のモデルへの導入を考慮するとより詳細なデータを得ておいた方が良いため、採泥方法の改善、採水層の追加、測定項目の追加について検討するよう助言があった。

(4) モデル解析への提供情報と要望事項について

  • 事務局より、資料-4に基づき、統括検討委員会で行うモデル解析への提供情報と要望事項について説明があった。
  • 委員から、モデル解析にあたっては、外海水の最新の測定結果も利用できるように調整する必要性が指摘された。
  • 三河湾においても冬場に貧栄養が原因と思われるノリの色落ちの発生時期が近年早まる傾向があり、対策について漁業者と県とで検討をしているとの情報の提供があった。

(5) その他

  • 事務局より、本会議の資料及び議事要旨を、環境省ホームページで公開する旨、報告があった。一部資料は未確定のデータを含むため非公開とすることとした。
  • 次回検討委員会は、平成22年12月27日(月)午後に名古屋市内で開催する予定となった。

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