水・土壌・地盤・海洋環境の保全

海域の物質循環健全化計画 | 平成22年度第3回海域の物質循環健全化計画気仙沼湾地域検討委員会議事要旨

日時

平成23年2月24日(木) 14:00~16:00

場所

パレス宮城野 はぎの間

議題

  1. (1) 統括検討委員会における検討結果の報告
  2. (2) 冬季現地調査の結果について
  3. (3) 物質循環円滑化のための方策について
  4. (4) 本年度とりまとめ案と次年度検討方針について
  5. (5) その他

出席委員

西村修(座長)、寺崎誠、石川忠晴、高崎みつる、坂見知子(代理)、菊田正義、立花博、斎藤眞一郎(オブザーバー)、氏家國夫、藤原秀一、関内輝男、梶塚善弘、松平清、山岡茂人、中家浩、久保田裕、土生道、武井昌彦、菅野俊克(代理)、小野寺知幸(代理)

配布資料一覧

議事次第、委員名簿、座席配置図
資料1
(1)統括検討委員会における検討結果の報告
資料2
(2)冬季現地調査の結果について
資料3
(3)物質循環円滑化のための方策について
資料4
(4)本年度とりまとめ案と次年度検討方針について
参考資料1:
第2回検討委員会指摘事項に対する対応内容

議事

  委員会は公開で行われた。事務局から「(参考資料1)第2回検討委員会指摘事項に対する対応内容」についての説明がなされ、その後、議題毎の討議がなされた。議事内容は以下の通りである。

(1) 統括検討委員会における検討結果の報告

  • 事務局より報告がなされた。

(2) 冬季現地調査の結果について

  • 事務局より冬季現地調査の結果についての報告がなされ、調査結果に対する討議がなされた。
  • 湾奥堆積物の由来について底層流動や沈降・分解過程に留意する必要性が指摘された。
  • 東湾の底質環境を検討する場合、大川由来の粒子の流入に留意する必要性が指摘された。
  • 調査結果を解釈する際、各調査単独ではなく、それぞれの調査を結び付けて総合的に判断する必要性が指摘された。

(3) 物質循環円滑化のための方策について

  • 事務局より物質循環円滑化のための方策についての説明がなされ、討議が行われた。
  • 栄養塩の負荷を考える場合、負荷と除去を合計した収支をみていく必要性が指摘された。
  • 海藻類による栄養塩の固定量と除去量についての討議がなされた。
  • 気仙沼湾の不健全な事象(底質の悪化、貧酸素水の発生、赤潮の発生)について、三陸地方の他の湾と比較して不健全度を判断し、物質循環健全化の方策を検討していく必要性が指摘された。

(4) 本年度とりまとめ案と次年度検討方針について

  • 事務局より本年度とりまとめ案と次年度検討方針についての説明がなされ、討議が行われた。
  • 数値シミュレーションモデルは、詳細な条件設定にこだわらず、まず現状で計算を行い、その結果を用いて調査や対策方針を検討することの重要性が指摘された。
  • 健全化の目標のあり方について、分かりやすい形に整理するという指摘がなされた。
  • 物質循環健全化の方策を策定する際、気仙沼湾の季節的な特徴や長期的な視点にたった検討が必要である、との指摘がなされた。
  • 本年度のとりまとめ案について、事務局提示案で了解を得た。
  • 次年度の実施内容について、湾奥の底質を対象とした実証試験や、数値シミュレーションによる対策の検討という方向で了解を得た。

(5) その他

  • 西村委員長より委員会の総括がなされ、各委員に対して引き続いての協力依頼がなされた。

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