日時
平成22年12月22日(水) 14:00~16:00
場所
公立学校共済組合仙台宿泊所 ホテル白萩 萩
議題
- (1) 気仙沼湾地域における物質循環モデルについて(報告)
- (2) 地域の物質循環に係る情報の整理状況について
- (3) 夏季現地調査の結果について
- (4) 物質循環状況の解析について
- (5) その他
出席委員
西村修(座長)、寺崎誠、石川忠晴、高崎みつる、横内克巳、菊田正義、立花博、斎藤眞一郎、氏家國夫、藤原秀一、関内輝男、雁部総明(代理)、石田幸司(代理)、山岡茂人、久保田裕、土生道、安田隆(代理)、及川正弘(代理)
配布資料一覧
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- 議事次第、委員名簿、座席配置図、検討委員会設置要綱
- 資料1
- (1)気仙沼湾地域における物質循環モデルについて
- 資料2
- (2)地域の物質循環に係る情報の整理状況について
- 資料3
- (3)夏季現地調査の結果について
- 資料4
- (4)物質循環状況の解析について
- 参考資料1:
- 第1回検討委員会指摘事項に対する対応内容
議事
委員会は公開で行われた。事務局から「(参考資料1)第1回検討委員会指摘事項に対する対応内容」についての説明がなされ、その後、議題毎の討議がなされた。議事内容の要旨は以下の通りである。
(1) 気仙沼湾地域における物質循環モデルについて
- 気仙沼湾地域に適用する物質循環モデルについて、統括委員会事務局からの説明があり、このモデルについての討議がなされた。
- 成層状況が正確に表現されることが重要であること、また、過日発生した赤潮の状況からみると水平格子サイズが十分ではないことなどの指摘がなされた。
- 統括委員会より、モデル構築は対象3海域を同時並行ではなく、過去の情報蓄積のある三河湾から作業を進め、気仙沼湾で使用するモデルは地域検討委員会での意見を参考にして構築するとの説明があった。
(2) 地域の物質循環に係る情報の整理状況について
- 事務局より、地域の物質循環に係る情報の整理状況について説明がなされ、その内容についての討議がなされた。
- 湾内の水質に関しては、河川由来の負荷がどの程度影響しているか把握することの重要性が指摘され、また、漁獲量としての浮魚の取り扱い等について討議がなされた。
(3) 夏季現地調査の結果について
- 事務局より、夏季現地調査の結果についての説明があり、その内容について討議がなされた。
- 調査結果及び、溶出試験の方法や底質の由来調査の方法などに関して、現地条件を踏まえた設定の必要性について討議がなされた。
(4) 物質循環状況の解析について
- 事務局より、物質循環状況の解析についての説明があり、その内容について討議がなされた。
- 漁船の船倉からの清掃水による負荷は当該地域の栄養塩負荷として小さくない可能性があるので、より正確な実態把握が重要であること、また、カキ養殖棚周辺海域において現状の良好な底質が成立しているメカニズムを解明する必要性などが指摘された。
(5) 全体討議
- 議題全体を通した討議がなされた。
- この中で、物質循環モデル格子設定の際に、実際の地形と整合しない部分は地形を簡略化した格子を併用するなどの手法についての指摘などがなされた。
(6) その他
事務局より、本委員会の要旨をまとめホームページに掲載する旨の報告があり、次回日程の調整が行われた。
また、最後に西村委員長より関係者に対して、物質循環の滞りを解消するための方策検討に向けた協力要請があった。