環境省では、農薬による陸域生態系への影響について、リスク評価・管理の手法を確立するため、平成20年度から「農薬による陸域生態リスク評価・技術開発調査」を実施し、陸域生態系への農薬影響の評価の在り方等を検討してきました。その議論を踏まえ、鳥類を対象として、我が国の事情を反映したリスク評価・管理手法を開発することとし、「鳥類の農薬リスク評価・管理手法マニュアル」(以下「マニュアル」という。)を作成しました。
このマニュアルは、農薬メーカーが、農薬の開発段階から鳥類への農薬の影響に適切に配慮した自主的取組を行えるよう、鳥類に対する農薬リスク評価・管理の具体的なツールを提供するために作成したものです。農薬メーカーに対し鳥類への農薬リスクを低減するため、幅広く活用いただくようお願いしています。