報道発表資料

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2025年05月16日
  • 大臣官房

「環境デュー・ディリジェンス推進支援事業」参加企業の募集について

1.環境省では、バリューチェーンにおける環境への負の影響・リスクを対象とする環境デュー・ディリジェンスに取り組むモデル的な事例創出を目的とし、「環境デュー・ディリジェンス推進支援事業」に参加する企業の募集を開始しましたので、お知らせいたします。
2.募集期間は、令和7年5月16日(金)から同年6月20日(金)までです。

■事業の背景

 欧米では、「ビジネスと人権に関する指導原則」にて人権侵害リスクを特定・防止する手段としてデュー・ディリジェンス(以下「DD」という。)プロセスの実施を求めるようになって以降、近年、DDの法規制化の動きが進んでおり、EUによる企業サステナビリティ・デュー・ディリジェンス指令(以下「CSDDD」という。)のように、DDの義務化の域外適用の動きも見られるなど、日本企業にとっても対応が迫られる課題となっています。また、その対象は、人権にとどまらず環境課題にも広がっています。一方、開示の文脈でも国際サステナビリティ基準審議会(以下「ISSB」という。)等のサステナビリティ開示基準に対応していく上で、バリューチェーン全体での環境のリスクを把握することが必要であり、その前提として、企業が環境DDに取り組むことが重要です。
 そこで、環境省では本事業において、バリューチェーンにおける環境への負の影響・リスクを対象とする環境DDに取り組むモデル的な事例創出を目指します。

■事業の概要と応募対象者について

【事業概要】
本事業への参加企業は、事務局の支援を受けながら、主体的に環境DDに取り組んでいただきます。具体的には、バリューチェーンにおける環境への負の影響の特定・評価(必要に応じて関連部署等を巻込んだ情報収集/分析)、方針・施策・実行計画の検討や、方針・施策・実行計画に対する経営層から承認の取得、ステークホルダーとの対話等を、主体的に実施します。
(取組内容としては以下を予定)
・環境への負の影響の特定・評価、ステークホルダーとの対話等の実施に関する6回程度の支援面談への参加
・環境DDに係る専門家等との課題共有・意見交換を目的とした相談会への参加
・参加企業内の関連部門や経営層等と事業成果の共有・意見交換を行うための社内勉強会の実施
・参加企業同士で事業成果の共有・意見交換を行うための成果報告会での報告

【対象企業】
バリューチェーンにおける環境DDに取り組む意欲のある事業会社(3社程度)。
※ 応募要件等の詳細については、「別添1 公募要領」を御確認ください。

■ 応募手続き及び問合せ先について

 応募を希望する企業は、「別添2 応募申請書」に必要事項を記入の上、令和7年6月20日(金)17時までに下記の提出先へ電子メールにて御提出ください。

【募集期間】
令和7年5月16日(金)から同年6月20日(金)

【応募関連資料】
・ 別添1 公募要領
・ 別添2 応募申請書

【本事業に関する問合せ及び応募申請書提出先】
〇 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
環境デュー・ディリジェンス推進支援事業事務局 宛
E-mail:kankyodd@murc.jp

■公募説明会(オンライン)について ※参加任意

応募を検討されている企業の方を対象に、下記のとおり公募説明会を開催いたします。
希望の方は、下記の申込先URLより、お申込みください。なお、支援先の選定に際して、公募説明会への参加有無は一切考慮しません。
開催日時:令和7年5月22日(木)10:30~11:30
開催方法:オンライン会議形式(Zoomウェビナー)
内容:事業概要の説明、質疑応答
申込先:https://murc-jp.zoom.us/webinar/register/WN_FrtPtJxXSruVZCI2krWdCA

連絡先

環境省大臣官房環境経済課
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8229
課長
平尾  禎秀
課長補佐
福井  陽一
課長補佐
宮原  薫
担当
織田  薫
担当
長谷川 真夕
担当
海野  洋敬