報道発表資料
2025年05月13日
- 保健対策
- 再生循環
ストックホルム条約、バーゼル条約及びロッテルダム条約締約国会議の結果について
1.化学物質・廃棄物関連3条約の締約国会議である、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約第12回締約国会議、有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約第17回締約国会議及び国際貿易の対象となる特定の有害な化学物質及び駆除剤についての事前のかつ情報に基づく同意の手続に関するロッテルダム条約第12回締約国会議が、2025年4月28日~5月9日(現地時間)の日程で、ジュネーブ(スイス連邦)において合同開催され、我が国からは外務省、経済産業省及び環境省の担当者が出席しました。
2.会議期間中、条約ごとの技術的な議題や運用上の課題などについて議論が行われたほか、3条約間のシナジー強化や関連国際機関・枠組みとの連携を通じた効率的な対策の実施についての議論が行われました。
3.ストックホルム条約については、「クロルピリホス」、「中鎖塩素化パラフィン」及び「長鎖ペルフルオロカルボン酸(LC-PFCA)とその塩及びLC-PFCA関連物質」の条約附属書Aへの追加が決定されました。バーゼル条約については、同条約の附属書を改正し、2030年に発効すること等が決定されました。また、輸出相手国への事前通告・輸入国における同意回答手続(PIC手続)の改善に係る議論が行われました。ロッテルダム条約については、「カルボスルファン」及び「フェンチオン」の条約対象物質への追加が決定されました。
4.その他、2026年6月22日~26日にバーゼル条約公開作業部会がジュネーブで開催され、次回の3条約締約国会合は、2027年4月19日~30日にパナマ(パナマ共和国)で開催されることとなりました。
2.会議期間中、条約ごとの技術的な議題や運用上の課題などについて議論が行われたほか、3条約間のシナジー強化や関連国際機関・枠組みとの連携を通じた効率的な対策の実施についての議論が行われました。
3.ストックホルム条約については、「クロルピリホス」、「中鎖塩素化パラフィン」及び「長鎖ペルフルオロカルボン酸(LC-PFCA)とその塩及びLC-PFCA関連物質」の条約附属書Aへの追加が決定されました。バーゼル条約については、同条約の附属書を改正し、2030年に発効すること等が決定されました。また、輸出相手国への事前通告・輸入国における同意回答手続(PIC手続)の改善に係る議論が行われました。ロッテルダム条約については、「カルボスルファン」及び「フェンチオン」の条約対象物質への追加が決定されました。
4.その他、2026年6月22日~26日にバーゼル条約公開作業部会がジュネーブで開催され、次回の3条約締約国会合は、2027年4月19日~30日にパナマ(パナマ共和国)で開催されることとなりました。
背景
「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」、「有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」及び「国際貿易の対象となる特定の有害な化学物質及び駆除剤についての事前のかつ情報に基づく同意の手続に関するロッテルダム条約」の締約国会議は、有害な化学物質及び廃棄物を規制し、これらが環境及び人の健康に与える影響を防ぐという共通の目的を有しており、相互に連携した取組を実施しています。今般、3条約の更なる連携を促進し、効果的にその目的を達成していくため、3条約の締約国会議が連続して開催されました。
会合の概要
(1)開催地・開催期間(現地時間)
開催地 :ジュネーブ(スイス連邦)
開催期間:2025年4月28日~5月9日
各締約国会議の主なスケジュール
(2)主な議題
<ストックホルム条約>
○ 条約附属書Aへの新規POPs物質の追加
・クロルピリホス
・中鎖塩素化パラフィン
・長鎖ペルフルオロカルボン酸(LC-PFCA)とその塩及びLC-PFCA関連物質
○ 認められる目的及び個別の適用除外の見直し
○ 条約の有効性評価
<バーゼル条約>
○ 戦略枠組みの改善に関する検討
○ PIC手続の改善に係る検討
○ 附属書Ⅳの見直しの検討
○ POPs廃棄物等に関する各技術ガイドラインの検討
<ロッテルダム条約>
○ 附属書Ⅲへの対象化学物質の追加(カルボスルファン、フェンチオン)
<3条約締約国会議合同セッション>
○ 条約実施に関する事項(予算、遵守、資金・技術支援等)
○ 3条約間のシナジー強化
○ 水銀に関する水俣条約との協力
○ 他の関連国際機関・枠組みとの協力
(3)会議文書等
議題、会議文書等は下記条約事務局のウェブサイトから入手可能です。
https://www.brsmeas.org/2025COPs/Meetingsdocuments/tabid/10057/language/en-US/Default.aspx
(4)我が国からの出席者
外務省、経済産業省及び環境省の担当官
(5)次回会合の予定
次回会合は、2027年4月19日~30日にパナマ(パナマ共和国)で開催される予定です。
今回と同様に3条約の締約国会議を連続で開催するとともに、3条約共通の課題については合同セッションで議論する予定です。
(6)関連情報
過去の報道発表資料
令和5年4月27日(開催について)
https://www.env.go.jp/press/press_01515.html
令和5年5月16日(結果について)
https://www.env.go.jp/press/press_01592.html
■ 各条約関連Webページ
・ ストックホルム条約関連情報
http://www.env.go.jp/chemi/pops/index.html
・ バーゼル条約関連情報
http://www.env.go.jp/recycle/yugai/index.html
・ ロッテルダム条約関連情報
http://www.env.go.jp/chemi/pic/index.html
開催地 :ジュネーブ(スイス連邦)
開催期間:2025年4月28日~5月9日
各締約国会議の主なスケジュール
ストックホルム条約第12回締約国会議 | 4月28日~ 5月 2日 |
バーゼル条約第17回締約国会議 | 4月28日~ 5月 7日 |
ロッテルダム条約第12回締約国会議 | 5月 4日~ 5月 9日 |
条約締約国会議合同セッション | 4月28日~ 5月 9日 |
(2)主な議題
<ストックホルム条約>
○ 条約附属書Aへの新規POPs物質の追加
・クロルピリホス
・中鎖塩素化パラフィン
・長鎖ペルフルオロカルボン酸(LC-PFCA)とその塩及びLC-PFCA関連物質
○ 認められる目的及び個別の適用除外の見直し
○ 条約の有効性評価
<バーゼル条約>
○ 戦略枠組みの改善に関する検討
○ PIC手続の改善に係る検討
○ 附属書Ⅳの見直しの検討
○ POPs廃棄物等に関する各技術ガイドラインの検討
<ロッテルダム条約>
○ 附属書Ⅲへの対象化学物質の追加(カルボスルファン、フェンチオン)
<3条約締約国会議合同セッション>
○ 条約実施に関する事項(予算、遵守、資金・技術支援等)
○ 3条約間のシナジー強化
○ 水銀に関する水俣条約との協力
○ 他の関連国際機関・枠組みとの協力
(3)会議文書等
議題、会議文書等は下記条約事務局のウェブサイトから入手可能です。
https://www.brsmeas.org/2025COPs/Meetingsdocuments/tabid/10057/language/en-US/Default.aspx
(4)我が国からの出席者
外務省、経済産業省及び環境省の担当官
(5)次回会合の予定
次回会合は、2027年4月19日~30日にパナマ(パナマ共和国)で開催される予定です。
今回と同様に3条約の締約国会議を連続で開催するとともに、3条約共通の課題については合同セッションで議論する予定です。
(6)関連情報
過去の報道発表資料
令和5年4月27日(開催について)
https://www.env.go.jp/press/press_01515.html
令和5年5月16日(結果について)
https://www.env.go.jp/press/press_01592.html
■ 各条約関連Webページ
・ ストックホルム条約関連情報
http://www.env.go.jp/chemi/pops/index.html
・ バーゼル条約関連情報
http://www.env.go.jp/recycle/yugai/index.html
・ ロッテルダム条約関連情報
http://www.env.go.jp/chemi/pic/index.html
連絡先
環境省大臣官房環境保健部化学物質安全課化学物質審査室(ストックホルム条約について)
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8253
- 室長
- 中村 雄介
- 室長補佐
- 塚崎 和佳子
- 担当
- 西出 朱里
環境省環境再生・資源循環局廃棄物規制課(バーゼル条約について)
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5501-3157
- 課長
- 松田 尚之
- 課長補佐
- 迫口 貞充
- 担当
- 榮井 彩海
環境省大臣官房環境保健部化学物質安全課(ロッテルダム条約について)
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8260
- 担当
- 新道 千加子