報道発表資料

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2025年03月07日
  • 保健対策

ぐぐるプロジェクトフォーラム in 福島の動画の公開について ~福島県内の若者と県外の若者が語り合い、メッセージを全国に発信!~

  1. 環境省は、令和6年度のぐぐるプロジェクト※1の活動を総括するため、令和7年2月18日(火)に「ぐぐるプロジェクトフォーラム」をビッグパレットふくしま(福島県郡山市)にて開催しました。

  2. 第1部では、ラジエーションカレッジ※2の優秀賞を受賞した3名を表彰しました。第2部では、落語家の桂三四郎氏の司会のもと、今年度新たに発足した「ふくしまメッセンジャーズ※3」のメンバーやサポーター、ラジエーションカレッジの優秀賞受賞者、医療や行動経済学の有識者とともに「福島県内の若者と県外の若者が語り合い、メッセージを全国に発信!」をテーマにパネルディスカッションを行いました。

  3. 当日のイベント内容を動画にまとめ、本日、ぐぐるプロジェクト公式YouTube上に掲載しました。(https://www.youtube.com/@guguru_project

  4. ※1 学び・知をつむぐ、人・町・組織をつなぐ、自分ごととしてつたわることで東京電力福島第一原子力発電所事故後の放射線の健康影響に係る不安や誤解、さらにはそこから生まれる風評や差別を払拭する取組。

    ※2 ラジエーションカレッジとは、放射線の健康影響や福島の現状などを学ぶ「学びの場」と、学んだことを発信するための「発信の場」の総称。発信の場では毎年設定した部門毎の作品コンテストを実施。

    ※3 福島の今を自分たちの視点で全国へ発信するため、福島県に在住・在勤の若者で構成された活動組織。

令和7年2月18日(火)に令和6年度のぐぐるプロジェクトフォーラムを福島県にて開催しました。

第1部では、ラジエーションカレッジで作品を募集した3部門において61作品、80名の応募の中から優秀賞を受賞した3名を表彰しました。

受賞者の写真

・キャッチコピー部門   :齋藤旭希
・ショート動画部門    :レボレポ(ペンネーム)*欠席
・グラフィックアーツ部門 :西村香帆

 すべての作品を審査いただいた坪倉主任教授(福島県立医科大学)からは、「震災当時から県内外に情報発信しているが、作品を通じて応募者の考えや視点に触れ、新たな発見や表現方法の多様さに、審査するこちらも勉強になった。」と総評をいただきました。

第2部では、ふくしまメッセンジャーズの活動報告後、「福島県内の若者と県外の若者が語り合い、メッセージを全国に発信!」をテーマにパネルディスカッションを行いました。

(1)ふくしまメッセンジャーズ活動報告

活動報告の写真
 現在27名が活動中のメッセンジャーズより、代表2名(小野氏、渡邊氏)が今年度の活動を報告しました。11月30日~12月1日にかけて行ったフィールドワークの様子や、そこで学んだことを受けて、中高生に向けに制作を進めているポスターと絵本を紹介しました。

(2)パネルディスカッション

パネルディスカッションの写真
 メッセンジャーズと受賞者で作品づくりにおける県内と県外という視点の違いはあるが、「健康影響の課題を『自分ごと』として捉え、周りに伝わる活動をしていること」が共通点であると語られ、議論の総括として「意識が変われば行動も変わる」という認識があらゆる人に広がり放射線の健康影響に関する誤解が解消していくよう、「自分ごと化から行動へ」を目指していくことを掲げ、フォーラムを締めくくりました。
 ぐぐるプロジェクトでは、目標の評価年度としている令和7年度に向けて、放射線の健康影響に関する情報や福島の今に関する情報発信を今後も積極的に進めてまいります。ぐぐるプロジェクトフォーラムの詳細は、ぐぐるプロジェクト公式YouTubeチャンネルにて本日公開の動画をご覧ください。

関連ページ

【ぐぐるプロジェクト公式YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/@guguru_project新しいウィンドウで開きます
【ぐぐるプロジェクト公式ホームページ】
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/portal/communicate/新しいウィンドウで開きます

連絡先

環境省 大臣官房環境保健部 放射線健康管理担当参事官室
代表
03-3581-3351
参事官
海老名 英治
担当
岩本 美鶴