報道発表資料
1. この度、ISO/TC331 における生物多様性の標準化に関する取組状況について、本年5月にブラジルで開催された総会の開催結果を踏まえて資料として取りまとめましたので、お知らせいたします。
2. また、「ネイチャーポジティブ経済移行戦略(2024.3 環境省、農林水産省、経済産業省、国土交通省)」に基づき、ISO 等の国際的な民間主導のルール形成に対応するための官民連携体制の強化を目的として、TC331 に関する国内審議及び我が国としての意見集約等を行う国内審議委員会について、下記のとおり委員の募集を行います。
(1)ISO/TC331 について
・ISO は(国際標準化機構:International Organization for Standardization)は、産業分野に関する国際規格の作成等を目的として各国の代表的標準化機関から成る国際機関です。
・TC331 は、「生物多様性に関するすべての組織が持続可能な開発に貢献することを促進するための原則、枠組、要求事項、ガイダンス及びサポートツールを開発するための生物多様性分野の標準化について検討をすること」をスコープとしてISO 内に設立された専門委員会(Technical Committee : TC)です。
・日本はTC331 に正規参加メンバー(P メンバー)として参画しており、生物多様性分野において優れた技術やノウハウを有する我が国の知見を国際標準規格へ適切に反映し、生物多様性に関する自国産業の国際競争力強化につなげていくことで、我が国のみならず国際的なネイチャーポジティブ経済の実現を目指しています。
(2)ISO/TC331 における取組状況
・本年5月にブラジルで開催された総会の開催結果を踏まえて、TC331 における取組状況、規格案の開発状況等について整理し、資料として取りまとめました。
・国内審議委員会の委員募集において、参画を御検討いただくに当たり参考情報としてください。
【添付資料】
(別添1) ISO/TC331 生物多様性に関する取組等の紹介(2024 年7月版)
※ TC331 は非公開で運営されており、議事録や規格の提案書等の詳細情報は公開されておりません。そのため、当該
資料は公式HP の掲載情報を基に作成しています。
【参考】ISO/TC 331 – Biodiversity
https://www.iso.org/committee/8030847.html
(3)国内審議委員会の委員募集について
・TC331 が2020 年8月に設立されてから約4年が経過し、現在5件の規格案が各国より提案され、開発段階にあります。
・日本は、2021 年12 月に国内審議委員会を設置し、各国提案の企画案を含むTC331 に関する検討項目についての国内審議、意見集約等を行っております(国内審議委員会は、生物多様性に関する国際標準化の規格策定において、日本における意見を反映させる重要な役割を担っています)。
・今後、各国から提案されている規格の開発状況について、より網羅的に確認を行うとともに、「ネイチャーポジティブ経済移行戦略(2024.3 環境省、農林水産省、経済産業省、国土交通省)」に基づき、ISO 等の国際的な民間主導のルール形成に対応するための官民連携体制を強化し、TC331 へ日本発の新規規格の提案を行うこと等を目的として、国内審議委員会の委員の追加募集を行います。
・参画意向がある場合は、(別添2)「ISO/TC331 国内審議委員会の委員募集について」に記載のとおり、応募書類の送付をお願いいたします。
【添付資料】
(別添2) ISO/TC331 国内審議委員会の委員募集について
添付資料
連絡先
環境省 自然環境局自然環境計画課 生物多様性主流化室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8150
- 室長
- 浜島 直子
- 室長補佐
- 大澤 隆文
- 係長
- 服部 優樹