報道発表資料
2024年06月13日
- 地球環境
「バリューチェーン全体での脱炭素化推進モデル事業」への参加企業・支援機関及び業界団体等の公募について
環境省は、バリューチェーン全体での排出量削減を目的とした支援事業として、「バリューチェーン全体での脱炭素化推進モデル事業」への参加企業・支援機関及び業界団体等の募集を開始しましたので、お知らせいたします。
1.背景・事業概要
「GX実現に向けた基本方針」(令和5年2月閣議決定)において、我が国のGHG排出量を2050年までに実質ゼロとするカーボンニュートラルの実現のためには、大企業のみならず中堅・中小企業も含めたサプライチェーン全体でのGXの取組が不可欠とされています。サプライチェーン全体でのGXの取組を進めるためには、自社における排出量(Scope1,2)削減だけでなく、バリューチェーン(VC)排出量(Scope3)の削減が必要であり、それに向けては自社だけで無くVC上の企業とも連携した削減取組への支援が効果的です。
他方で、VC上の企業のうち、特に中小企業のなかには、脱炭素に向けた具体的な取組が進められていない、あるいは、そもそも自社のGHG排出量の算定の必要性を認識していないという企業が存在しています。
このような状況において、環境省では、令和5年度モデル事業として、自社のScope3の削減に向けた1次データ取得や、サプライヤーエンゲージメントを代表とする取引先企業に対しての働きかけの取組について支援を実施し、モデル事業で得られた知見を踏まえ「バリューチェーン全体の脱炭素化に向けたエンゲージメント実践ガイド」として取組指針を整理しました。
同実践ガイドも踏まえ、今年度も引き続き自社のVC排出量削減のため、VC構成企業の排出量算定や削減取組検討、データ共有等のサプライヤーエンゲージメントについて支援を実施します。一方、エンゲージメントの動きが進むに伴い、取引先から各々異なる形式でデータ提供が要請され、その対応による負担の増加に苦慮するケースが増えてきています。こうした状況を解消するためには、エンゲージメントの進め方や1次データの取得方法について、個々の企業間ではなく、業界で共通して取り組むことが重要です。
そのため、本モデル事業においては、こうした業界内でのデータ連携の促進や後発企業の支援を目的とし、業界共通のScope3算定ルールやエンゲージメント方針のガイドライン策定に向けた支援も行います。
他方で、VC上の企業のうち、特に中小企業のなかには、脱炭素に向けた具体的な取組が進められていない、あるいは、そもそも自社のGHG排出量の算定の必要性を認識していないという企業が存在しています。
このような状況において、環境省では、令和5年度モデル事業として、自社のScope3の削減に向けた1次データ取得や、サプライヤーエンゲージメントを代表とする取引先企業に対しての働きかけの取組について支援を実施し、モデル事業で得られた知見を踏まえ「バリューチェーン全体の脱炭素化に向けたエンゲージメント実践ガイド」として取組指針を整理しました。
同実践ガイドも踏まえ、今年度も引き続き自社のVC排出量削減のため、VC構成企業の排出量算定や削減取組検討、データ共有等のサプライヤーエンゲージメントについて支援を実施します。一方、エンゲージメントの動きが進むに伴い、取引先から各々異なる形式でデータ提供が要請され、その対応による負担の増加に苦慮するケースが増えてきています。こうした状況を解消するためには、エンゲージメントの進め方や1次データの取得方法について、個々の企業間ではなく、業界で共通して取り組むことが重要です。
そのため、本モデル事業においては、こうした業界内でのデータ連携の促進や後発企業の支援を目的とし、業界共通のScope3算定ルールやエンゲージメント方針のガイドライン策定に向けた支援も行います。
2.実施内容
本モデル事業では、以下の2つの取組について支援します。
(1)個別VC支援
応募申請者のVC排出量削減のために、構成企業(取引先企業)に対して行うエンゲージメントの取組を支援します。
・構成企業の意識醸成や構成企業の排出量算定支援
・再生可能エネルギーの共同購買などの削減手法の検討
・排出量データの共有・連携方法等
(2)業界団体・企業群支援
応募申請者を代表とする検討グループによる、
業界のScope3算定ルールの共通化及びエンゲージメント方針策定に向けた検討を支援します。
業界のScope3算定ルールの共通化及びエンゲージメント方針策定に向けた検討を支援します。
・業界内の目標設定や共通ルールの検討
・次年度以降の取組に関するロードマップの策定
・次年度以降の取組に関するロードマップの策定
・策定した業界ルールについて、業界団体に所属する検討グループ以外の企業や、
検討グループ内企業の取引先に対するヒアリング・実証
検討グループ内企業の取引先に対するヒアリング・実証
3.応募対象者
(1)個別VC支援
申請企業及び構成企業から成るグループとし、グループを代表する1者を応募申請者(代表)とします。
ただし、グループを構成する企業(以下「構成企業」という。)は、応募申請者(代表)を除き1グループあたり4社を上限とします。
また、構成する全ての企業が本モデル事業への応募条件に同意することを前提としています。
なお、企業の事業活動を支えている会計士や税理士をはじめとする支援機関等(金融機関を除く。)につきましても、
構成企業として応募申請可能です。
構成企業として応募申請可能です。
(2)業界団体・企業群支援
「業界団体等による業界共通のScope3算定ルールやエンゲージメント方針のガイドライン策定に向けた取組」に応募できる企業・業界団体は、以下に示す2パターンとし、グループを代表する1者を応募申請者(代表)とします。
代表は業界団体の事務局又は企業のいずれも可とし、検討グループの構成メンバー全員が本モデル事業の応募条件に同意しており、検討グループの代表が確定していることを前提とします。
代表は業界団体の事務局又は企業のいずれも可とし、検討グループの構成メンバー全員が本モデル事業の応募条件に同意しており、検討グループの代表が確定していることを前提とします。
(A) 業界団体と同業界に属し代表で検討に参加する企業群
(B) 業界におけるリーディング企業群
※リーディング企業群とは、業界共通のScope3算定ルールやエンゲージメント方針の策定の実現に向けて、
業界団体や業界に広く影響力がある企業群を指します。
業界団体や業界に広く影響力がある企業群を指します。
4.募集期間
令和6年6月13日(木)~同年7月19日(金) 17:00まで
5.ウェビナー実施について
本モデル事業の参加企業・業界団体公募に関連し、
エンゲージメント実践手法と公募概要について説明を行うウェビナーを本年6月25日(火)に実施します。
参加をご希望の方は以下に掲載の申込先URLよりお申し込みください。
なお後日、環境省公式ウェブサイトにてアーカイブ配信を予定しております。
日時:令和6年6月25日(火) 14:00~15:00
開催方法:オンライン会議方式(Zoom Webinars)
内容:エンゲージメント実践手法の解説、本モデル事業の公募概要の説明
申込先:https://www.bluedotgreen.co.jp/seminar/other/20240625_webinar
アーカイブ動画:https://youtu.be/SI1sbVvhLAs
エンゲージメント実践手法と公募概要について説明を行うウェビナーを本年6月25日(火)に実施します。
参加をご希望の方は以下に掲載の申込先URLよりお申し込みください。
なお後日、環境省公式ウェブサイトにてアーカイブ配信を予定しております。
日時:令和6年6月25日(火) 14:00~15:00
開催方法:オンライン会議方式(Zoom Webinars)
内容:エンゲージメント実践手法の解説、本モデル事業の公募概要の説明
申込先:https://www.bluedotgreen.co.jp/seminar/other/20240625_webinar
アーカイブ動画:https://youtu.be/SI1sbVvhLAs
6.申請書提出先及び問合せ先
応募を希望する企業は、別添の公募要領及び事業概要を熟読いただき、申請書に必要事項を記入の上、
PDF化したファイルを令和6年7月19日(金)17:00までに下記の提出先へメールにて御提出ください。
PDF化したファイルを令和6年7月19日(金)17:00までに下記の提出先へメールにて御提出ください。
【本モデル事業の事務局】
○ バリューチェーン全体での脱炭素化推進モデル事業事務局
デロイトトーマツコンサルティング合同会社
株式会社エスプールブルードットグリーン
一般社団法人サステナブル経営推進機構
E-mail: R6vc_support@bluedotgreen.co.jp
添付資料
連絡先
環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 脱炭素ビジネス推進室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-6205-8277
- 室長
- 杉井 威夫
- 課長補佐
- 峯岸 律子
- 係長
- 田中 優理香
- 担当
- 佐野 勇介
- 担当
- 上田 一誠