報道発表資料
2024年05月07日
- 自然環境
生物多様性条約第26回科学技術助言補助機関会合(SBSTTA26)及び第4回実施補助機関会合(SBI4)の開催について
- 2024年5月13日から18日まで、ケニア共和国・ナイロビにおいて、生物多様性条約第26回科学技術助言補助機関会合(The Twenty-sixth meeting of the Subsidiary Body on Scientific, Technical and Technological Advice: SBSTTA 26)が開催されます。
- また、同年5月21日から29日まで、生物多様性条約第4回実施補助機関会合(The fourth meeting of the Subsidiary Body on Implementation: SBI4)が開催されます。
- なお、環境省では、当該会期間中に生物多様性国家戦略の改定やランドスケープ・アプローチ等に関するサイドイベントを開催します。
経緯
2022年12月にカナダ・モントリオールで開催された生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)第2部において、2030年に向けた新たな世界目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組(新枠組)」が採択されました。本新枠組の実施に向け、科学技術的な見地から検討を行う第26回科学技術助言補助機関会合(SBSTTA26 )及び条約の構造とプロセスを効率化するための検討を行う第4回実施補助機関会合(SBI4)が、それぞれ2024年5月13日から18日及び同年5月21日から29日の日程で、ケニア共和国・ナイロビにおいて開催される予定です。
SBSTTA26では、新枠組の各ゴールやターゲットに関する取組の進捗を測るための指標及び科学的なニーズ、海洋における生物多様性等について議論し、SBI4では、新枠組の報告、評価及びレビューの仕組みや、資源動員等について議論し、勧告案等をとりまとめる予定です。本会合の結果は、COP16での決議案などに反映される予定です。
また、本会期間に、日本国環境省が主催・共催するサイドイベントの開催も予定しています。
SBSTTA26では、新枠組の各ゴールやターゲットに関する取組の進捗を測るための指標及び科学的なニーズ、海洋における生物多様性等について議論し、SBI4では、新枠組の報告、評価及びレビューの仕組みや、資源動員等について議論し、勧告案等をとりまとめる予定です。本会合の結果は、COP16での決議案などに反映される予定です。
また、本会期間に、日本国環境省が主催・共催するサイドイベントの開催も予定しています。
会議の概要
第26回生物多様性条約科学技術助言補助機関会合(SBSTTA26)
(1)開催期間
2024年5月13日~18日
(2)開催地
ケニア共和国・ナイロビ 国際連合ナイロビ事務局本部
(3)主な議題
・モニタリング枠組
・合成生物学
・リスク評価と運用
・遺伝子組み換え動物の同定と検出
・海洋と沿岸の生物多様性
(4)会議の公式ウェブサイト
https://www.cbd.int/meetings/SBSTTA-26
2024年5月13日~18日
(2)開催地
ケニア共和国・ナイロビ 国際連合ナイロビ事務局本部
(3)主な議題
・モニタリング枠組
・合成生物学
・リスク評価と運用
・遺伝子組み換え動物の同定と検出
・海洋と沿岸の生物多様性
(4)会議の公式ウェブサイト
https://www.cbd.int/meetings/SBSTTA-26
第4回生物多様性条約実施補助機関会合(SBI4)
(1)開催期間
2024年5月21日~29日
(2)開催地
ケニア共和国・ナイロビ 国際連合ナイロビ事務局本部
(3)主な議題
・生物多様性国家戦略の進捗評価
・資源動員
・能力構築
・主流化アプローチ
・他条約との連携
(4)会議の公式ウエブサイト
https://www.cbd.int/meetings/SBI-04
2024年5月21日~29日
(2)開催地
ケニア共和国・ナイロビ 国際連合ナイロビ事務局本部
(3)主な議題
・生物多様性国家戦略の進捗評価
・資源動員
・能力構築
・主流化アプローチ
・他条約との連携
(4)会議の公式ウエブサイト
https://www.cbd.int/meetings/SBI-04
サイドイベントについて
当該会期間中に日本国政府が主催・共催する主なサイドイベントは次のとおりです。
昆明-モントリオール生物多様性枠組の実施を支えるランドスケープ・アプローチにおける多様なステークホルダーの貢献
(1) 日時:2024年5月18日 13:15~(現地時間)
(2) 会場:国際連合ナイロビ事務局本部ビル内会議室(CR-10-GRULAC)
(3) 主催: 国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)、SATOYAMA イニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)、日本国環境省、生物多様性グローバルユースネットワーク(GYBN)、Forest Peoples Programme(FPP)
(4) 概要: ランドスケープ・アプローチの実践例をもとに、ランドスケープレベルの取組の進捗について評価し、政策立案と実施に関与するための方法論を提供する。
(2) 会場:国際連合ナイロビ事務局本部ビル内会議室(CR-10-GRULAC)
(3) 主催: 国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)、SATOYAMA イニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)、日本国環境省、生物多様性グローバルユースネットワーク(GYBN)、Forest Peoples Programme(FPP)
(4) 概要: ランドスケープ・アプローチの実践例をもとに、ランドスケープレベルの取組の進捗について評価し、政策立案と実施に関与するための方法論を提供する。
生物多様性国家戦略(National Biodiversity Strategy and Action Plan : NBSAP)の改定から得られた教訓
(1) 日時:2024年5月22日18:15~(現地時間)
(2) 会場:国際連合ナイロビ事務局本部ビル内会議室(CR-11-JUSCANZ)
(3) 主催:日本国環境省、生物多様性条約事務局(SCBD)
(4) 概要: NBSAPに基づく行動や、NBSAP地域対話の開催から得られた教訓を共有し、支援プログラムの成果に関する今後への期待について議論する。
【参考1】
科学技術助言補助機関(Subsidiary Body on Scientific, Technical and Technological Advice: SBSTTA)
生物多様性条約第25条に基づいて設立された条約の補助機関のひとつ。条約の実施状況について科学技術的な見地から締約国会議(COP)及び他の補助機関に対して助言を行うことを任務とする。
実施補助機関(the Subsidiary Body on Implementation: SBI)
第12回生物多様性条約締約国会議の決定に基づき設立された条約の補助機関の一つ。条約の実施や運営に関して、締約国会議(COP)及び他の補助機関に対して助言を行うことを任務とする。
科学技術助言補助機関(Subsidiary Body on Scientific, Technical and Technological Advice: SBSTTA)
生物多様性条約第25条に基づいて設立された条約の補助機関のひとつ。条約の実施状況について科学技術的な見地から締約国会議(COP)及び他の補助機関に対して助言を行うことを任務とする。
実施補助機関(the Subsidiary Body on Implementation: SBI)
第12回生物多様性条約締約国会議の決定に基づき設立された条約の補助機関の一つ。条約の実施や運営に関して、締約国会議(COP)及び他の補助機関に対して助言を行うことを任務とする。
【参考2】
SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(International Partnership for the SATOYAMA Initiative:IPSI)
2007年に日本国環境省と国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)が共に提唱したSATOYAMAイニシアティブのコンセプトを多様なステークホルダーとともに実践していくため、生物多様性条約第10回締約国会議(2010年愛知開催)において発足したパートナーシップ。
SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(International Partnership for the SATOYAMA Initiative:IPSI)
2007年に日本国環境省と国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)が共に提唱したSATOYAMAイニシアティブのコンセプトを多様なステークホルダーとともに実践していくため、生物多様性条約第10回締約国会議(2010年愛知開催)において発足したパートナーシップ。
【参考3】
生物多様性グローバルユースネットワーク(Global Youth Biodiversity Network:GYBN)
日本で2010 年に開催された「生物多様性国際ユース会議in あいち2010」を契機として設立され、自然と共生する社会への公正で公平な移行を主導、支援、加速するための、ユース及びユース団体のグローバルな連合。ユース間で生物多様性の価値に対する認識を高め、行動を起こす力を与えることを目指している。現在700を超える加盟団体と60の各国支部、3つの地域支部から構成されている。また、生物多様性条約の下での交渉にユースが参加するための主要な調整プラットフォームとなっている。
生物多様性グローバルユースネットワーク(Global Youth Biodiversity Network:GYBN)
日本で2010 年に開催された「生物多様性国際ユース会議in あいち2010」を契機として設立され、自然と共生する社会への公正で公平な移行を主導、支援、加速するための、ユース及びユース団体のグローバルな連合。ユース間で生物多様性の価値に対する認識を高め、行動を起こす力を与えることを目指している。現在700を超える加盟団体と60の各国支部、3つの地域支部から構成されている。また、生物多様性条約の下での交渉にユースが参加するための主要な調整プラットフォームとなっている。
【参考4】
環境省による「昆明・モントリオール生物多様性枠組」に関するウェブサイト
https://www.biodic.go.jp/biodiversity/about/treaty/gbf/kmgbf.html
環境省による「昆明・モントリオール生物多様性枠組」に関するウェブサイト
https://www.biodic.go.jp/biodiversity/about/treaty/gbf/kmgbf.html
連絡先
環境省 自然環境局 自然環境計画課 生物多様性戦略推進室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8273
- 室長
- 鈴木 渉 (内線 22184)
- 室長補佐
- 河合 秀樹 (内線 22041)
- 係長
- 石井 颯杜 (内線 21682)