報道発表資料

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2023年12月25日
  • 水・土壌

令和6年度「令和の里海づくり」モデル事業の公募説明会(WEB説明会)について 

1.環境省では、瀬戸内海を始めとした閉鎖性海域において、生物多様性や生物生産性を確保する豊かな「令和の里海づくり」活動を推進しています。
2.令和6年度「令和の里海づくり」モデル事業の公募に先立ち、本事業の目的等について、説明会を開催いたします。
3.説明会後、令和6年1月中を目途に公募し、令和6年3月末頃には実施団体を決定する予定です。
  詳細スケジュールは別途お知らせします。

■「令和の里海づくり」モデル事業の概要

(1)背景

 生物の産卵場所、生息・生育の場、水質浄化、二酸化炭素の吸収・固定等、多面的な機能を有している藻場・干潟については、今後一層、保全・再生・創出を進めていくことが重要とされています。これらの藻場・干潟を含む沿岸域は、元来美しい自然と人の営みが古くから共生してきた「里海」と言われています。
 最近では、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全することを目指す「30by30目標」に向けたOECM(保護地域以外で生物多様性保全に資する地域)設定に向けた取組が進められており、令和5年度からは、OECMへの登録を念頭に置いた「自然共生サイト」の認定制度が開始され、里海は、海域の自然共生サイト登録の候補として期待されています。
 さらに、藻場・干潟における炭素固定機能(ブルーカーボン)への期待の高まりも見られ、令和4年4月に施行された改正瀬戸内海環境保全特別措置法においては、再生・創出された藻場・干潟等も自然海浜保全地区に指定可能とするなど、一層の藻場・干潟の保全・再生・創出の推進を図っています。

(2)目的

 閉鎖性海域をはじめ全国の沿岸域等で行われる里海づくりが、様々な地域課題の同時解決を図り、かつ持続可能なものとなるように、里海の多面的機能を活かして地域資源の保全と利活用(ヒト・モノ・資金など)の好循環を生み出すことを目指す「令和の里海づくり」モデル事業を、令和4年度、令和5年度に引き続き、実施します。
 本事業は、地域の多様な主体が参加・連携する藻場・干潟等の保全・再生等と地域資源の利活用による好循環形成や連携体制づくり等を推進するため、地域の優れた取組について、必要な経費の支援や事業実施の伴走支援等を行うものです。

■ 公募説明会(WEB説明会)の概要

日時:令和6年1月9日(火) 11:00~12:00
開催方法:オンライン(「webex」を使用予定)
     具体的な接続手順等については、参加希望者に事前に御連絡します。
内容:「令和の里海づくり」モデル事業の目的、内容、事業スケジュール等の説明

■ 参加申込

参加を御希望の方は、別添(Excel様式)の各項目を御記入の上、下記宛て電子メールにて御送付ください。

申込先:kaiiki◎env.go.jp
   (送信の際は「◎」を「@」に置き換えてください。)
申込締切:令和6年1月5日(金)17:00まで

■ その他

・オンライン接続に係る通信料等については、参加者の御負担となりますので、あらかじめ御了承ください。
・令和4年度の実施事業については、以下URLを御参照ください。(令和5年度の事業については、現在実施中のため掲載しておりません。)
 https://www.env.go.jp/water/heisa/satoumi/story/index.html
・当該事業の実施は令和6年度予算の成立が前提となります。御理解の上、御参加ください。 

【参考】
・里海ネット
 https://www.env.go.jp/water/heisa/satoumi/index.html
・「令和の里海づくり」モデル事業(令和4年度~)
 https://www.env.go.jp/water/heisa/satoumi/story/index.html
・令和5年度「令和の里海づくり」モデル事業 実施団体の決定について(2023年7月31日付け報道発表)
  https://www.env.go.jp/press/press_01940.html

連絡先

環境省水・大気環境局海洋環境課海域環境管理室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8317
室長
木村 正伸
室長補佐
森川 政人
室長補佐
川田 修平
係長
吉田 季晶