報道発表資料

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2023年11月09日
  • 大気環境

第15回アジアEST地域フォーラムの結果について

1.  環境省は、アジア地域における環境的に持続可能な交通(Environmentally Sustainable Transport (EST))の実現に向けて、2023年10月24日~26日に、マレーシア・クアラルンプールにおいて、国際連合地域開発センター(UNCRD)等との共催で「第15回アジアEST地域フォーラム」を開催しました。

2. 今回のフォーラムでは、「持続可能な交通への投資、SDGs時代における経済および社会的発展の促進」をテーマに、各国のESTに関する政策の共有や幅広い意見交換とともに、第14回フォーラムで採択された愛知宣言2030※)の目標に対する各国の取組状況についてフォローアップが実施されました。   

 ※)アジアの脱炭素化に向けた動きを加速化するために、SDGsやパリ協定などの国際潮流に沿いながら、2030年までのESTの目標を掲げたもの

■ 会議概要

○ 日程:2023年10月24日~26日
○ 場所:マレーシア・クアラルンプール
○ 主催:日本国環境省、国際連合地域開発センター(UNCRD)、マレーシア運輸省、アジア開発銀行(ADB)、国際連合経済社会局(UNDESA)
○ 参加者:アジア18カ国※)の政府(環境・交通関係省庁等)の幹部、アジア諸国の自治体の幹部、交通と環境分野に関する学識経験者等の専門家、国際機関関係者他
※)バングラデシュ人民共和国、ブータン王国、カンボジア王国、インド、インドネシア共和国、日本、大韓民国(韓国)、ラオス人民民主共和国、モルディブ共和国、モンゴル国、ネパール、シンガポール共和国、スリランカ民主社会主義共和国、タイ王国、フィリピン共和国、東ティモール民主共和国、ベトナム社会主義共和国、マレーシア

■ 主な結果

(1) 「持続可能な交通への投資、SDGs時代における経済および社会的発展の促進」のテーマの下、各セッションにおいて、アジア各国及び国際機関からベストプラクティス等に関する発表が行われました。日本からは、日本国内の地域におけるESTモデル事業(北海道鹿追町の取組)等について紹介しました。

(2) 愛知宣言2030の目標のうち、Goal 1a 低炭素(気候変動緩和)、Goal 2 交通安全、Goal 6 国内アクセスと接続性に対する各国の政策等の取組状況についてフォローアップが行われ、取組が進められていることを確認しました。 

■ その他

本フォーラムのプログラムについては、関連リンク先を御参照ください。

■ 参考

《アジアEST地域フォーラムとは》
アジア地域における環境的に持続可能な交通を目指し、国際連合地域開発センター (UNCRD)と連携してハイレベル政策対話を推進するもの
《設立年》平成17年
《主な取組内容》
・ESTに関する各国の政策、先進事例等の情報共有・意見交換
・環境と交通分野の専門家・学識経験者からの助言・情報提供 等 

■ 関連リンク先

・国際連合地域開発センター(UNCRD)
 https://uncrd.un.org/
・第15回アジアEST地域フォーラム
 https://uncrd.un.org/content/15th-est-forum
 

連絡先

環境省水・大気環境局モビリティ環境対策課
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8302
課長
酒井 雅彦
課長補佐
立田 安礼
係長
田辺 和泰
担当
西山 里絵子