報道発表資料

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2023年10月26日
  • 総合政策

令和5年度「体験の機会の場」と連携した教職員等向け環境教育研修の開催 ~対話を促す体験型プログラム~

 環境省は、教職員をはじめ企業・団体職員、行政担当者等を対象に、「体験の機会の場」に認定されている「清泉寮新館及びキャンプ場を含むその周辺の森林」を管理している公益財団法人キープ協会と連携した研修を令和5年11月25日(土)に山梨県北杜市で開催します。

※研修のポイント
 キープ協会は、「体験の機会の場」の認定を受けている清泉寮新館及びキャンプ場を含むその周辺の森林において、環境教育プログラムの開発・提供のほか、環境教育指導者の養成等を行っています。
本研修では、同協会が、環境教育で取り入れている「インタープリテーション」という技術・手法を軸に、 体験活動におけるプログラムデザインについて、参加体験や参加者同士の意見交換を通じて学びます。

1.研修の目的

 環境省は、文部科学省の協力の下、持続可能な社会の構築を目指して、教職員等を対象とした「令和5年度教職員等環境教育・学習推進リーダー養成研修」を実施しています。その一環として、「体験の機会の場」※1に認定されている「清泉寮新館及びキャンプ場を含むその周辺の森林」において、公益財団法人キープ協会※2が実施する環境教育プログラムの体験や環境教育プログラムを考えるワークショップを通じて、効果的な環境教育を企画、実践することができるリーダー人材を育成するための研修を行います。
 本研修は、教職員のほか、NPOやNGO、民間企業、行政関係者等を対象としており、持続可能な社会づくりに関心を持つ参加者間の交流・ネットワークの構築にもつながります。
 
※1 「体験の機会の場」認定制度について
 所有又は賃貸借契約等を結んで使用している土地又は建物を、自然体験活動や社会体験活動等の体験の機会の場として所有者等が提供する場合、申請を受けて、都道府県知事等が認定する制度です。現在、全国で32箇所が認定されています。
【参考】:https://www.env.go.jp/policy/post_57.html
 
※2 公益財団法人キープ協会について
 アメリカ人のポール・ラッシュに よって1956(昭和31)年に設立された団体です。1984(昭和59)年から環境教育事業を始め、市民・学校・行政・企業など、多様な主体と協働しながら、自然体験型環境教育プログラムの提供、環境教育プログラムの研究や開発、国内外の環境教育ネットワークの支援、環境教育指導者の養成等に取り組んでいます。
【参考】:https://www.keep.or.jp/kankyo.html(キープ協会ウェブサイト)
 
【参考】
 既に発表済みの令和5年度教職員等環境教育リーダー養成研修については、以下のとおりです。
・令和5年度教職員等環境教育リーダー養成研修の開催について(令和5年6月2日(金)報道発表)
https://www.env.go.jp/press/press_01678.html

2.日程・会場・主催等

日程:令和5年11月25日(土)11:00~16:30(予定)
会場:清泉寮新館及びキャンプ場を含むその周辺の森林(公益財団法人キープ協会内施設(野外含む))〔山梨県北杜市高根町清里3545〕
主催:環境省
協力:文部科学省
共催:「体験の機会の場」研究機構※3
運営協力:公益財団法人キープ協会

※3 「体験の機会の場」研究機構について
 都道府県知事等から「体験の機会の場」の認定を受けた事業者が、民間の立場から、体験プログラム等の更なる充実を図るために設立した任意団体で15団体が加盟。

3.内容(予定)

・野外での体験プログラム
・体験のふりかえりとわかちあい
・講義:「対話を促すプログラムのデザイン」
・講義:「学校とつながるためのワンポイントアドバイス」(小澤 紀美子 氏 〔東京学芸大学名誉教授〕

キープ協会 # キープ協会写真 キープ協会 # キープ協会写真2 キープ協会 # キープ協会写真3
(清泉寮、研修会の様子 写真提供:キープ協会)

4.申込方法等

・対象:環境教育や体験活動、地域づくりに関心のある方
(学校教職員のほか、行政関係者、民間企業やNGO/NPOのスタッフ、大学生等)
・申込方法:研修公式サイト内の各コース「お申込みフォーム」に必要事項を記入の上、送信ください。定員(25名)に達した場合は、募集を締め切ります。
・研修公式サイト:https://www.jeef.or.jp/activities/esd_teacher/
・申込みフォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeL87UdZsD2LlNhYjGeI_J6NaW-liaevmvhI3QLU1cwjOMT2w/viewform
・参加費:無料(ただし、交通費、宿泊代、昼食代は自己負担となります。)
・交通手段:① 無料送迎バス JR小淵沢駅前より出発
(希望される方には、事務局から、集合時間・場所等を御連絡いたします。)
       ② 自家用車 

【研修に関してのお問合せ】
公益社団法人日本環境教育フォーラム(研修運営事務局)内
URL:https://www.jeef.or.jp/activities/esd_teacher/
MAIL:esd-kensyu@jeef.or.jp
TEL: :03-5834-2897(平日 11:00~16:00)

連絡先

環境省大臣官房総合政策課環境教育推進室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8231
室長
東岡 礼治
室長補佐
大久保千明
室長補佐
富樫 伸介
担当
中村 哲子