報道発表資料

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2023年10月12日
  • 自然環境

動物園等における飼養鳥に関する高病原性鳥インフルエンザへの対応指針の改訂について

1.令和4年度に、過去最多の6か所において飼養鳥に関する高病原性鳥インフルエンザウイルスの発症が約6年ぶりにあったことを受け、環境省では、「動物園等における飼養鳥に関する高病原性鳥インフルエンザへの対応指針」(以下、「対応指針」という。)を改訂しましたのでお知らせします。

2.今回の改訂では、動物園等において高病原性鳥インフルエンザの発生予防のための適切な衛生管理や、発生後に感染拡大防止をするための隔離飼養の留意点等について追記しました。

3.今後、動物園等において飼養鳥に関する高病原性鳥インフルエンザが発生した場合は、動物園や自治体等と連携して適切な対応を講じてまいります。

1.改訂の趣旨

   環境省では、令和4年度に過去最多となる6か所の動物園等において飼養鳥に関する高病原性鳥インフルエンザが発生したことを受け、円滑な検査実施や発生前の適切な衛生管理、発生後の隔離飼養等の展示施設における課題に対応するため、対応指針の改訂に係る検討会での議論や自治体等からの意見を踏まえ、対応指針を改訂しました。また、改訂した対応指針について、自治体等に通知を行いました。
なお、対応指針の改訂に係る検討の経緯については、次のウェブサイトを御覧ください。
    (http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/influ.html

2.改訂の概要

(1)発生前の準備
         展示施設や自治体等における発生前の準備(日頃からの連絡体制、備品の確保等)について追加。

(2)発生から防疫措置完了までの円滑な対応
         展示施設や自治体等の円滑な対応が可能となるよう、感染疑い飼養鳥を確認してから遺伝子検査の実施、公表等、展示施設や自治体等が行うべき手順や対応フロー図を追加。

(3)発生後の適切な対応
         隔離の方法や、殺処分・治療、開園の考え方について、展示施設が判断をするに当たっての参考となる考え方や情報を追加。

連絡先

環境省自然環境局総務課 動物愛護管理室
代表
03-3581-3351
室長
立田 理一郎
室長補佐
水﨑 進介
係長
串田 卓弥