報道発表資料
2023年08月03日
- 自然環境
SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ第9回定例会合の結果について
環境省は、SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)事務局、国際教養大学、生物多様性グローバルユースネットワーク(GYBN)との共催により、令和5年7月8日(土)~同年7月11日(火)に秋田県秋田市において、「SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ第9回定例会合」を開催しました。
また、本会合の一環として、「未来の再構築:青年の力と自然との調和での貢献」をテーマとした公開フォーラムを令和5年7月8日(土)に行いました。
環境省からは国定勇人環境大臣政務官が出席し、閉会式において挨拶を行いました。
また、本会合の一環として、「未来の再構築:青年の力と自然との調和での貢献」をテーマとした公開フォーラムを令和5年7月8日(土)に行いました。
環境省からは国定勇人環境大臣政務官が出席し、閉会式において挨拶を行いました。
1. 趣旨
SATOYAMA イニシアティブは、人間活動の影響を受けて形成・維持されている二次的自然環境における生物多様性の保全やその持続可能な利用の促進のため、環境省及び国連大学サステイナビリティ高等研究所が中心となって提唱してきた取組であり、SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)は、本イニシアティブを促進するために設立された国際パートナーシップです。昆明・モントリオール生物多様性枠組の達成に向けた IPSI のロードマップに関する知見を共有し、IPSI の今後の取組や、新たな国際枠組への貢献について検討するため、第9回定例会合を開催しました。
2. 実施主体
主 催:IPSI 事務局(国連大学サステイナビリティ高等研究所)
共 催:環境省、国際教養大学、生物多様性グローバル・ユースネットワーク*(GYBN)
(* 公開フォーラムのみ)
共 催:環境省、国際教養大学、生物多様性グローバル・ユースネットワーク*(GYBN)
(* 公開フォーラムのみ)
3. 結果概要等
【IPSI 第9回定例会合総会】 (IPSI メンバーのみ)
日 時:令和5年7月8日(土) 8:30~12:00
会 場:国際教養大学 Suda Hall
【結果概要】
・ IPSI 参加団体の 38 か国約187 名が参加しました。
・ 総会議長には、武内和彦氏(地球環境戦略研究機関理事長、国連大学サステイ ナビリティ高等研究所上級客員教授、東京大学未来ビジョン研究センター特任教授)が選出され、IPSI 戦略及び行動計画(2023-2030)が採択された他、IPSI 第8回定例会合以降の進捗報告等が行われました。新たに採択された IPSI 行動計画では、「知識の創造・管理・普及」、「制度化と能力構築」、「保護区等」、「生態系の回復」、「持続可能なバリューチェーン」の5つが、2030年までの戦略的目標として設定されました。
・ 本会合の一環として、IPSI参加団体、各国政府、NGO等の参加を得て、「未来の再構築:青年の力と自然との調和での貢献」をテーマとした公開フォーラムが開催されました。
・ 環境省からは国定勇人環境大臣政務官が出席し、閉会式において挨拶を行いました。
【公開フォーラム】
日 時:令和5年7月8日(土)13:30~17:30
会 場:国際教養大学 Suda Hall
【結果概要】
・ 「未来の再構築:青年の力と自然との調和での貢献」をテーマに、約200名が参加しました。
・ 基調講演では、昆明・モントリオール生物多様性枠組に向けた里山イニシアティブの役割や、同枠組の実践に向けた若者の力について説明がありました。パネルディスカッションにおいては、社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)への若者参画の可能性、世代を超えた知識の継承や、若者参画の障壁、今後の道筋について、各国NGOや政府関係者等を交え、議論が行われまし た。 本フォーラムの概要については、以下のIPSI事務局ウェブサイトも御参照ください。
https://ias.unu.edu/jp/news/news/forum-calls-for-inter-generational-partnerships-for-biodiversity-conservation.html
【参考】
1. SATOYAMA イニシアティブ国際パートナーシップ
(International Partnership for the Satoyama Initiative: IPSI)
SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップは、SATOYAMAイニシアティブの活動を促進するため、2010年に開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の期間に、国・地方政府機関、研究機関、国際機関、NGO、民間企業等、多様な主体の参加を得て発足した国際パートナーシップです。現在、78か国・地域の計304団体が参加しています。
【IPSI事務局ウェブサイト】:http://satoyama-initiative.org/ja/
2. 社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)
ハビタット(生き物の生息・生育地)や土地・海の利用の、動的で生物文化的なモザ イク構造がみられ、人々とランドスケープ・シースケープの相互作用が生物多様性の維持・向上に寄与すると同時に、人間の福利に必要なモノとサービスをも生み出している場所です。
日 時:令和5年7月8日(土) 8:30~12:00
会 場:国際教養大学 Suda Hall
【結果概要】
・ IPSI 参加団体の 38 か国約187 名が参加しました。
・ 総会議長には、武内和彦氏(地球環境戦略研究機関理事長、国連大学サステイ ナビリティ高等研究所上級客員教授、東京大学未来ビジョン研究センター特任教授)が選出され、IPSI 戦略及び行動計画(2023-2030)が採択された他、IPSI 第8回定例会合以降の進捗報告等が行われました。新たに採択された IPSI 行動計画では、「知識の創造・管理・普及」、「制度化と能力構築」、「保護区等」、「生態系の回復」、「持続可能なバリューチェーン」の5つが、2030年までの戦略的目標として設定されました。
・ 本会合の一環として、IPSI参加団体、各国政府、NGO等の参加を得て、「未来の再構築:青年の力と自然との調和での貢献」をテーマとした公開フォーラムが開催されました。
・ 環境省からは国定勇人環境大臣政務官が出席し、閉会式において挨拶を行いました。
【公開フォーラム】
日 時:令和5年7月8日(土)13:30~17:30
会 場:国際教養大学 Suda Hall
【結果概要】
・ 「未来の再構築:青年の力と自然との調和での貢献」をテーマに、約200名が参加しました。
・ 基調講演では、昆明・モントリオール生物多様性枠組に向けた里山イニシアティブの役割や、同枠組の実践に向けた若者の力について説明がありました。パネルディスカッションにおいては、社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)への若者参画の可能性、世代を超えた知識の継承や、若者参画の障壁、今後の道筋について、各国NGOや政府関係者等を交え、議論が行われまし た。 本フォーラムの概要については、以下のIPSI事務局ウェブサイトも御参照ください。
https://ias.unu.edu/jp/news/news/forum-calls-for-inter-generational-partnerships-for-biodiversity-conservation.html
【参考】
1. SATOYAMA イニシアティブ国際パートナーシップ
(International Partnership for the Satoyama Initiative: IPSI)
SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップは、SATOYAMAイニシアティブの活動を促進するため、2010年に開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の期間に、国・地方政府機関、研究機関、国際機関、NGO、民間企業等、多様な主体の参加を得て発足した国際パートナーシップです。現在、78か国・地域の計304団体が参加しています。
【IPSI事務局ウェブサイト】:http://satoyama-initiative.org/ja/
2. 社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)
ハビタット(生き物の生息・生育地)や土地・海の利用の、動的で生物文化的なモザ イク構造がみられ、人々とランドスケープ・シースケープの相互作用が生物多様性の維持・向上に寄与すると同時に、人間の福利に必要なモノとサービスをも生み出している場所です。
連絡先
環境省 自然環境局 自然環境計画課 生物多様性戦略推進室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8273
- 室 長
- 鈴木 渉
- 室長補佐
- 河合 秀樹