報道発表資料

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2023年06月29日
  • 自然環境

「宿舎事業を中心とした国立公園利用拠点の面的魅力向上に向けた取組方針」の策定について

 環境省では、今般、「宿舎事業を中心とした国立公園利用拠点の面的魅力向上に向けた取組方針」を取りまとめましたので、お知らせします。

1.経緯

  • 環境省は、明日の日本を支える観光ビジョン構想会議(議長:内閣総理大臣)にて策定された「明日の日本を支える観光ビジョン」(平成28年3月30日)に基づき、国立公園のブランド力を高め、上質なツーリズムを実現するとともに、保護と利用の好循環により地域活性化を図ることを目指し、国立公園満喫プロジェクトを推進してきました。
  • 今般、インバウンド需要が急速に回復する中、このプロジェクトを更に推進するにあたり、国立公園の美しい自然の中での感動体験を柱とした滞在型・高付加価値観光を推進することとし、高付加価値な宿泊施設及びそこでの宿泊体験の提供を中心とした、利用拠点の面的な魅力向上の具体的なモデル事業を実施することとしました。
  • これにあたり、本年1月に、国立公園満喫プロジェクト有識者会議の下に、8名の有識者からなる「宿舎事業を中心とした国立公園利用拠点の面的魅力向上検討会」を設置し、これまで計6回の検討会を開催してきました。検討会では、民間提案を取り入れながら、宿泊事業を中心とした国立公園利用拠点の面的な魅力向上に取り組むにあたっての方向性と、その最先端モデルを構築する具体的手順について、ヒアリングや議論を行い、今般、その結果を「宿舎事業を中心とした国立公園利用拠点の面的魅力向上に向けた取組方針」として取りまとめました。

2.今後の予定

  • 本取組方針に基づき、当面の間、集中的に取組を進める「先端モデル地域」の候補となる公園を複数選定して基本構想を検討します。更にその中から、実際のモデル地域となる利用拠点を1~2か所選定し、世界の旅行者の憧れとなるような最先端の宿泊体験を提供する事例の創出に取り組んでいきます。
以上

連絡先

環境省自然環境局国立公園課
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8278
課長
則久 雅司
企画官
井上 綾子
課長補佐
山崎 麻里
担当
佐藤 知生