報道発表資料
2023年07月07日
- 地球環境
第15回日本・モンゴル環境政策対話の結果について
1. 日本国環境省とモンゴル国自然環境・観光省は、モンゴル国・ウランバートルにて、2023年6月28日に「第15回日本・モンゴル環境政策対話」を開催しました。
2. 政策対話には、国定日本国環境大臣政務官及びガンバータル・モンゴル国自然環境・観光副大臣が出席し、これまでの協力活動の進展に関する振り返りと今後の二国間協力への期待について意見交換を行いました。また、気候変動対策、大気汚染対策、フロン対策、生物多様性保全について今後の協力の方向性を協議しました。
2. 政策対話には、国定日本国環境大臣政務官及びガンバータル・モンゴル国自然環境・観光副大臣が出席し、これまでの協力活動の進展に関する振り返りと今後の二国間協力への期待について意見交換を行いました。また、気候変動対策、大気汚染対策、フロン対策、生物多様性保全について今後の協力の方向性を協議しました。
■ 経緯
日本国環境省とモンゴル国自然環境・観光省は、2007 年に第1回環境政策対話を開催して以来、これまで14 回の環境政策対話を開催し、両国間での環境課題について意見交換を行ってきました。
両国間で包括的な環境協力を進めていくため、2011 年に「環境協力に関する協力覚書」に署名・締結し、2015 年、2018 年及び2022 年に、同覚書を更新しました。
今般、本覚書に基づき第15 回政策対話を開催しました。
両国間で包括的な環境協力を進めていくため、2011 年に「環境協力に関する協力覚書」に署名・締結し、2015 年、2018 年及び2022 年に、同覚書を更新しました。
今般、本覚書に基づき第15 回政策対話を開催しました。
■ 概要
(1) 開催日時
2023 年6月28 日 14:00~19:30(現地時間)
(2) 開催場所
モンゴル国自然環境・観光省(モンゴル・ウランバートル)での対面形式及びオンラインのハイブリッド形式
(3) 主な出席者
(モンゴル側)
モンゴル国自然環境・観光省
ガンバータル自然環境・観光副大臣
ウランチメグ天然資源政策調整局長 ほか
(日本側)
日本国環境省
国定勇人環境大臣政務官
水谷国際脱炭素移行推進・環境インフラ担当参事官 ほか
2023 年6月28 日 14:00~19:30(現地時間)
(2) 開催場所
モンゴル国自然環境・観光省(モンゴル・ウランバートル)での対面形式及びオンラインのハイブリッド形式
(3) 主な出席者
(モンゴル側)
モンゴル国自然環境・観光省
ガンバータル自然環境・観光副大臣
ウランチメグ天然資源政策調整局長 ほか
(日本側)
日本国環境省
国定勇人環境大臣政務官
水谷国際脱炭素移行推進・環境インフラ担当参事官 ほか
■ 主な議論
日・モンゴル二国間のこれまでの協力活動の振り返りを行うとともに、気候変動対策、大気汚染対策、フロン対策及び生物多様性保全の各協力分野における具体的な政策・協力活動について意見交換を行いました。
各分野における今後の協力活動の方向性は以下のとおりです。
(1) 気候変動対策
JCM について、これまでのプロジェクトの進捗を確認するとともに、グリーン水素の製造・利活用など先進的な脱炭素技術の導入を含め、更なる案件形成に引き続き協力していくことに合意しました。また、JCM の合同委員会を早期に開催し、JCM に関するルールやガイドラインを改定する必要性について合意しました。
温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)の観測データの活用については、モンゴルが今後国連に提出する予定の第2回隔年更新報告書(BUR2)への衛星観測データを用いたCO2 排出量の計上結果の掲載を含め、データの有用性の更なる実証に向け、引き続き協力していくことで一致しました。
(2) 大気汚染対策
ウランバートルにおける大気汚染対策について、JICA 事業等を通じて引き続き能力強化に向けた協力を進めていくことで一致しました。
また、日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM)の下で実施されている黄砂共同研究活動において、黄砂による健康及び経済的被害を削減するための対策強化に向け、モンゴルを含む4カ国での協力を深めていく意向を確認しました。
(3) フロン対策
モントリオール議定書に基づくフロン類削減管理計画の実行を引き続き協力して進めていくことを確認しました。
また、日本が主導している「フルオロカーボン・イニシアティブ」について、モンゴルと連携していくことを確認しました。
(4) 生物多様性保全
昆明・モントリオール生物多様性枠組の実施及び砂漠化防止条約の関連事業として、ザグ(灌木)の保護・回復に資する調査事業を協力して進めていくことで一致しました。
また、OECM(保護地域以外で生物多様性保全に資する地域)に関する情報交換を今後進めていくことを確認しました。
各分野における今後の協力活動の方向性は以下のとおりです。
(1) 気候変動対策
JCM について、これまでのプロジェクトの進捗を確認するとともに、グリーン水素の製造・利活用など先進的な脱炭素技術の導入を含め、更なる案件形成に引き続き協力していくことに合意しました。また、JCM の合同委員会を早期に開催し、JCM に関するルールやガイドラインを改定する必要性について合意しました。
温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)の観測データの活用については、モンゴルが今後国連に提出する予定の第2回隔年更新報告書(BUR2)への衛星観測データを用いたCO2 排出量の計上結果の掲載を含め、データの有用性の更なる実証に向け、引き続き協力していくことで一致しました。
(2) 大気汚染対策
ウランバートルにおける大気汚染対策について、JICA 事業等を通じて引き続き能力強化に向けた協力を進めていくことで一致しました。
また、日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM)の下で実施されている黄砂共同研究活動において、黄砂による健康及び経済的被害を削減するための対策強化に向け、モンゴルを含む4カ国での協力を深めていく意向を確認しました。
(3) フロン対策
モントリオール議定書に基づくフロン類削減管理計画の実行を引き続き協力して進めていくことを確認しました。
また、日本が主導している「フルオロカーボン・イニシアティブ」について、モンゴルと連携していくことを確認しました。
(4) 生物多様性保全
昆明・モントリオール生物多様性枠組の実施及び砂漠化防止条約の関連事業として、ザグ(灌木)の保護・回復に資する調査事業を協力して進めていくことで一致しました。
また、OECM(保護地域以外で生物多様性保全に資する地域)に関する情報交換を今後進めていくことを確認しました。
連絡先
環境省地球環境局 国際脱炭素移行推進・環境インフラ担当参事官室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8248
- 参 事 官
- 水谷 好洋
- 推 進 官
- 西川 絢子
- 参事官補佐
- 辻 景太郎
- 参事官補佐
- 山田 郁夫
- 担 当
- 小池 瑛子
関連情報
過去の報道発表資料 2021年12月23日第14回日本・モンゴル環境政策対話の結果について
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2013年08月02日
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