報道発表資料

この記事を印刷
2025年10月20日
  • 地球環境

G20環境・気候持続可能性大臣会合の結果について

1.2025年10月16日及び17日、南アフリカ共和国・ケープタウンで、G20環境・気候持続可能性大臣会合が開催されました。

2.会合では、南アフリカ共和国が議長を務め、「大気質に関するケープタウン閣僚宣言」、「環境に影響を及ぼす犯罪に関するケープタウン閣僚宣言」及び「議長サマリー」の3つの成果文書を取りまとめました。我が国からは、五十嵐日本国環境省大臣政務官が出席しました。

また、五十嵐環境大臣政務官は、合計7か国と二国間会談を行いました。

成果文書については、後日掲載します。

■ 会合の概要

(1) 日時
  2025年10月16日 及び 10月17日 

(2) 場所 
  南アフリカ共和国・ケープタウン

(3) 参加国・機関
 G20各国及び招待国・招待機関

【G20】
    アフリカ連合(AU)、アルゼンチン共和国、オーストラリア連邦、ブラジル連邦共和国、カナダ、中華人民共和国、欧州連合(EU)、フランス共和国、ドイツ連邦共和国、インド共和国、インドネシア共和国、イタリア共和国、日本国、メキシコ合衆国、大韓民国、ロシア連邦、サウジアラビア王国、南アフリカ共和国、トルコ共和国、英国及びアメリカ合衆国

【招待国】
    デンマーク王国、アイルランド共和国、オランダ王国、ノルウェー王国、シンガポール共和国、スペイン王国、及びアラブ首長国連邦(UAE)

【招待機関】
    地球環境ファシリティ(GEF)、国連気候変動枠組条約事務局(UNFCCC)、経済協力開発機構(OECD)、国際労働機関(ILO)、バーゼル条約・ロッテルダム条約・ストックホルム条約事務局(BRS secretariat)、世界銀行、世界気象機関(WMO)、国際連合(UN)、国連環境計画(UNEP)等

(4) 日本からの出席者
 五十嵐環境大臣政務官 ほか

                             
G20環境・気候持続可能性大臣会合出席者の集合写真

■ 議論の概要

・ G20環境・気候持続可能性大臣会合では、(1)生物多様性と保全、(2)土地劣化、砂漠化、干ばつ及び水の持続可能性、(3)化学物質、循環経済及び廃棄物管理、(4)気候変動、(5)大気質、(6)海洋と沿岸等について、議論が行われました。

・ 五十嵐環境大臣政務官からは、気候変動、生物多様性の損失及び汚染の3つの世界的な危機への対処において、対策間のシナジーを発揮させることの重要性を強調しました。また、我が国の次期「国が決定する貢献(NDC)」を発信するとともに、次期NDC未提出の国に対して、本年11月に開催されるCOP30の前に早期提出することを呼びかけました。加えて、議長国南アフリカが、2019年大阪サミットから続く海洋プラスチックごみ対策報告書を本年も取りまとめたことを歓迎するとともに、我が国としてプラスチック汚染対策に関する条約の早期策定に向けて引き続き貢献していく旨を発言しました。


大臣会合にて発言を行う五十嵐環境大臣政務官

■ その他

以下の国と二国間会談を実施しました。

 南アフリカ共和国 ナレンド・シン 森林・漁業・環境副大臣
 ブラジル連邦共和国 アダルベルト・マルフ 環境・気候変動副大臣
 メキシコ合衆国 マリーナ・ロブレス・ガルシア 環境・天然資源省生物多様性・環境修復担当副大臣
 シンガポール共和国 ジャニル・プトゥチェアリー 持続可能性・環境副大臣
 アメリカ合衆国 ウシャ-マリア・ターナー 環境保護庁国際・部族問題担当長官補
 オーストラリア連邦 ケイト・リン・スウェイツ 気候変動適応・レジリエンス担当特使
 カナダ マイケル・ボンサー 環境・気候変動省次官補

                                 
議長国・南アフリカのシン森林・漁業・環境副大臣との二国間会談

連絡先

環境省地球環境局国際連携課
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8243
課長
内藤 冬美
総括
峯岸 律子
補佐
迫口 貞充
担当
淺井 麻由香