報道発表資料

この記事を印刷
2023年03月13日
  • 地球環境

第10回持続可能な開発に関するアジア太平洋フォーラム(APFSD)サイドイベント「パリ協定と持続可能な開発のための2030アジェンダのシナジーを促進する行動:アジア太平洋地域における都市間連携の強化」の開催について

    ​環境省は、第10回持続可能な開発に関するアジア太平洋フォーラム(APFSD※)サイドイベント「パリ協定と持続可能な開発のための2030アジェンダのシナジーを促進する行動:アジア太平洋地域における都市間連携の強化」を在タイ日本国大使館、地球環境戦略研究機関(IGES)とともに開催します。
  サイドイベントでは、アジア太平洋地域の都市や地域において、複数のグローバル・ゴールを同時に達成するために実施されている様々な相乗効果(シナジー)を促進するための取組を共有し、持続可能でネット・ゼロな社会の実現に向けた進捗を加速させるための方策について議論します。
 

1.概要

​​  現在、アジア太平洋地域の大半は、パリ協定とSDGsの目標達成に向けた軌道に乗っておらず、最新のアジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)の報告書によると、SDGsを達成するのは2065年と予想され、大幅な遅れをとっています。そこで、気候変動とSDGsの相乗効果(シナジー)を最大化し加速させることが不可欠であると考えられています。このような背景から、2022年7月に東京で開催された「第3回パリ協定とSDGsのシナジー強化に関する国際会議」(主催:国連経済社会局(UNDESA)・国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局、ホスト:環境省、協力:国連大学・地球環境戦略研究機関(IGES))では、これらの課題を実現できる都市レベルのアクションが多岐にわたって実施されていることが強調されました。
  本イベントではアジア太平洋地域の都市において実施されているシナジーを促進する様々な行動と、それらが持続可能、かつネット・ゼロ社会や生物多様性保全の実現にどのように貢献できるかに焦点を当てます。脱炭素先行地域、都市間連携、二国間クレジット制度(JCM)などの事例をもとに、特にSDG7(エネルギー)、11(都市)、13(気候変動)、15(生物多様性)、17(パートナーシップ)などの目標達成にむけた実施を加速させるためのグローバル、地域、都市間の連携とその強化について議論します。

2.開催案

■ 日時 :令和5年3月29日(水)13:00~14:15(日本時間)
■ 場所 :オンライン開催(詳細は下記「3.参加申込方法」をご参照下さい。)
■ 参加費:無料
■ 主催 :日本国環境省
■ 共催 :在タイ日本国大使館、公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)
■ プログラム概要(詳細については以下IGESのウェブサイトをご参照ください。)
  (1) 開会挨拶
  (2) 基調講演:国連経済社会局(UNDESA)
  (3) パネルディスカッション
     ● さいたま市「脱炭素先行地域について」
     ● アジアの自治体「都市間連携について」(TBD)
     ● インドネシアJCM事務局「JCMプロジェクトにおけるシナジー効果について」
     ● 滋賀県「琵琶湖政策、マザーレイクゴールズ(Mother Lake Goals, MLGs)について」
     ● Airparif(大気汚染監視の独立機関)「大気汚染モニタリングにおける都市間連携について」
  (4) 閉会挨拶
  ※日英同時通訳あり

 

3.参加申込方法

  本会合はオンライン配信となります。視聴希望の方は、以下IGESのウェブサイトから令和5年3月29日(水)正午までにお申し込みください。登録いただいた方に視聴用URLをお送りします。詳細はウェブサイトで御確認下さい。

■ 申込受付サイト
■ 詳細ページ(英語)
  詳細ページ(日本語)
 

(参考)

※ 持続可能な開発に関するアジア太平洋フォーラム(APFSD)とは
   APFSD(Asia-Pacific Forum on Sustainable Developmenet)は、アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)主催
  により年1回開催される、アジア太平洋地域の政府間の閣僚級フォーラム。加盟国の他、国際機関や民間企業等
  オブザーバーとして参加し、アジア太平洋地域におけるSDGsの実施、フォローアップ及びレビューを行うもの。

連絡先

環境省地球環境局国際連携課
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8243
課長
川又 孝太郎
課長補佐
中原 一成
担当
菅藤 亮輔