報道発表資料
- 保健対策
ぐぐるプロジェクトで優秀者を表彰!~作品は会場にて披露、有識者が風評対策を斬る!~
- 令和4年度のぐぐるプロジェクト※1の活動を総括するため、令和5年2月22日(水)に「ぐぐるプロジェクトフォーラム」を開催しました。
- 第1部では、ラジエーションカレッジ※2の優秀賞を受賞した4名を表彰しました。第2部では、ゲストに島耕作氏を迎え、大阪大学の大竹文雄特任教授をはじめとする有識者と「伝わらないメッセージを斬る」をテーマに討論を行いました。
- ぐぐるプロジェクトフォーラムの様子は、令和5年2月27日(月)15時にぐぐるプロジェクト公式 YouTube チャンネル上で動画を公開します。
※1 学び・知をつむぐ、人・町・組織をつなぐ、自分ごととしてつたわる、ことで放射線の健康影響に係る差別を払拭する取組。
※2 全国の企業や大学などを対象にセミナーを実施するほか、表現力を試すプレゼンテーションやドラマの台詞作成などを通じ、差別について考え、発信する取組。
■ 詳細
令和5年2月22日(水)に令和4年度のぐぐるプロジェクトフォーラムを開催しました。
第1部では、ラジエーションカレッジで作品を募集した5部門において優秀賞を受賞した4名を表彰しました。
- プレゼンテーション部門
- 高橋彩乃(東北大学)
- 台詞作成部門
- 藤井翔大(大阪大学)
- 漫画作成部門
- 檜山梨花(福島県立医科大学)
- CM部門
- 高橋彩乃(東北大学)
- POP部門
- 池増美妃、伊東亜実、内丸楓菜、田中杏奈、稗村咲良
(鹿児島大学 ※グループ参加)
第2部では「伝わらないメッセージを斬る」をテーマにしたディスカッションを行いました。大阪大学の大竹文雄特任教授からは、行動経済学の観点から、今回の応募では全体的に恐怖訴求というアプローチをとっている作品が多かった旨のコメントがありました。恐怖訴求は人々へのメッセージを伝える即効性はあるが継続性はないとの言及があり、昨年12月の公開講座に引き続き、効果的なメッセージの発信手法に関する議論を行いました。
東京電力福島第一原子力発電所の事故後の健康影響について、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)では「放射線被ばくが直接の原因となるような将来的な健康影響は見られそうにない」と評価しています。福島における放射線の健康影響については、全国で6割の方が理解されている一方で、誤解されている方もいらっしゃいます。ぐぐるプロジェクトは、誰一人取り残さない社会の実現に向けて、放射線の健康影響について誤解から生まれる差別につながらないように、メッセージを発信していきます。
■東京電力福島第一原発事故の被災地における、次世代以降の人(将来生まれてくる子や孫など)への放射線による健康影響について、あなたはどのように思いますか。(環境省令和2年度放射線の健康影響に関する情報発信実施業務 アンケート調査(2021年3月)
関連ページ
【ぐぐるプロジェクト ラジエーションカレッジ公開講座 in 大阪(2022/12/11)】「大阪大学大竹ゼミ生から提案された新たな政策メッセージとは?」
大阪公開講座のようす(ぐぐるプロジェクト公式YouTubeチャンネル)
概要ページ
【ぐぐるプロジェクト公式 YouTube チャンネル】
https://www.youtube.com/@guguru_project
【ぐぐるプロジェクト公式ホームページ】
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/portal/communicate/
添付資料
連絡先
- 代表
- 03-3581-3351
- 参事官
- 鈴木 章記
- 担当
- 小川 総一郎