報道発表資料

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2025年10月03日
  • 総合政策

令和7年度「体験の機会の場」と連携した環境教育・学習推進リーダー養成研修の開催~「天然記念物ニホンヤマネから学ぶ」-校外学習や探究学習における自然体験を通じた生物多様性教育-~

 環境省は、学校教職員のほか、行政関係者、民間企業、NPO/NGO、大学生・大学院生等の環境教育や体験活動、地域づくりに関心のある方を対象に、「体験の機会の場」に認定されている「清泉寮新館及びキャンプ場を含むその周辺の森林」を管理している公益財団法人キープ協会と連携した研修を、山梨県北杜市において開催します。開催日程は、令和7年11月15日(土)です。

■研修の目的

 環境省は、文部科学省の協力の下、持続可能な社会の構築を目指して、教職員等を対象とした「令和7年度教職員等環境教育・学習推進リーダー養成研修」を実施しています。
 その一環として、体験の機会の場※1に認定されている「清泉寮新館及びキャンプ場を含むその周辺の森林」を管理する公益財団法人キープ協会※2と連携し、「天然記念物ニホンヤマネから学ぶ~校外学習や探究学習における自然体験を通じた生物多様性教育~」をテーマに研修を行います。
 本研修では、天然記念物ニホンヤマネの生態、生息環境、保全活動等について学ぶ体験プログラムや、体験プログラムのデザインに関する講義、グループワークなどを通じて、効果的な環境教育プログラムを企画、実践することができるリーダー人材を育成するための研修を行います。
 また、同時に、本研修は環境教育や体験活動、地域づくりに関心のある多様な参加者を対象としており、持続可能な社会づくりに関心を持つ参加者間の交流、ネットワークの構築につながることを目的として実施します。
 
※1 体験の機会の場について
 環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律(平成15年法律第130号)第20条に基づき、民間の土地・建物の所有者等がその土地・建物を自然体験活動等の体験活動の場として提供する場合に、申請に基づき、都道府県知事・指定都市等の認定を受けた体験活動の場です。
 認定に当たっては、安全確保や実施体制に関することなどが要件となっており、環境教育の質の高さを担保するとともに、安心して参加できる体験活動の機会の提供につながっています。現在、本施設を含め全国35か所の場が認定を受けています。
 
※2 公益財団法人キープ協会について
 アメリカ人のポール・ラッシュによって昭和31年に設立された団体です。昭和59年から環境教育事業を始め、市民・学校・行政・企業など、多様な主体と協働しながら、自然体験型環境教育プログラムの提供、環境教育プログラムの研究や開発、国内外の環境教育ネットワークの支援、環境教育指導者の養成等に取り組んでいます。
 平成24年12月、山梨県知事により、「清泉寮新館及びキャンプ場を含むその周辺の森林」が、環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律に基づく「体験の機会の場」に、国内で初めて認定されました。
 
【参考】
 発表済みの令和7年度教職員等環境教育・学習推進リーダー養成研修の開催については、以下のとおりです。
・令和7年度教職員等環境教育・学習推進リーダー養成研修の開催について(令和7年5月2日(金)付け環境省報道発表)
 https://www.env.go.jp/press/press_04862.html

■日程・会場等

日程:令和7年11月15日(土) 10:00~16:30(予定)
会場:公益財団法人キープ協会 清泉寮 やまねミュージアム(山梨県北杜市高根町清里3545)及び山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンター(山梨県北杜市大泉町西井出石堂8240-1)
主催:環境省
協力:文部科学省、「体験の機会の場」研究機構※3
 
※3 「体験の機会の場」研究機構について
 都道府県知事等から「体験の機会の場」の認定を受けた事業者が、民間の立場から、体験プログラム等の更なる充実を図るために設立した任意団体で18団体が加盟。

■主な内容(予定)

・天然記念物ニホンヤマネをテーマにした体験プログラム(※生体展示や直接の観察はありません。)
・講義「体験プログラムのデザインについて」(関根 健吾氏:公益財団法人キープ協会 環境教育事業部 部長)
・講義「学校とつながるワンポイントアドバイス」(石田 好宏氏:目白大学人間学部児童教育学科 教授)
・グループワーク
など

(やまねミュージアム及び過去の体験活動の様子 写真提供:公益財団法人キープ協会)

■申込方法等

対  象: 環境教育や体験活動、地域づくりに関心のある方
        (学校教職員のほか、行政関係者、民間企業やNPO/NGOのスタッフ、大学生等)
申込方法: 研修公式サイト内の各コース「お申込みフォーム」に必要事項を記入の上、送信ください。定員(25名)に達した場合は、募集を締め切ります。
公式サイト: https://www.jeef.or.jp/activities/esd_teacher/
申込フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdxQu4mZIIHUhmzWCZ1kaW49Xprs43_itL9YbY5U8zA_oisLw/viewform
参加費: 無料(ただし、交通費、宿泊代、昼食代は自己負担となります。)
アクセス: ①無料送迎バス(JR小淵沢駅⇔八ヶ岳自然ふれあいセンター)
      往路:JR小淵沢駅前9:30出発予定⇒八ヶ岳自然ふれあいセンター10:00到着予定
      復路:八ヶ岳自然ふれあいセンター16:40出発予定⇒JR小淵沢駅17:10到着予定
     ②マイカー利用
      ※スマートムーブを推奨しています。できるだけ①を御利用ください。
       マイカー利用を希望の方は事前に事務局にお知らせください。

【研修に関しての問合せ】
 〇公益社団法人日本環境教育フォーラム(研修運営事務局)内
担当:金久保・中地
URL:https://www.jeef.or.jp/activities/esd_teacher/
E-mail:esd-kensyu@jeef.or.jp
TEL:03-5834-2897

連絡先

大臣官房総合政策課環境教育推進室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8231
室長
黒部 一隆
室長補佐
森島 華栄
室長補佐
長岡 千恵
担当
池田 征広