報道発表資料
2025年09月02日
- 自然環境
「令和7年度ネイチャーポジティブ地域づくり支援モデル事業 (通称:ランドスケープアプローチの実践事業)」の公募結果について
1.環境省では、令和7年7月18日(金)から同年8月15日(金)までの期間、「令和7年度ネイチャーポジティブ地域づくり支援モデル事業(通称:ランドスケープアプローチの実践事業)」の支援対象とする連携体制の公募を行いました。
2. 応募のあった内容について厳正な審査を行った結果、3件を採択しましたのでお知らせします。
2. 応募のあった内容について厳正な審査を行った結果、3件を採択しましたのでお知らせします。
■ 事業目的
本事業は、企業がネイチャーポジティブ目標に貢献する取組を実施することが企業価値の向上につながり、かつ地域課題の解決等を通じて地域価値の向上にも寄与する「ネイチャーポジティブな地域づくり」のモデル創出を目的として、既存の計画やデータ等を踏まえて、地域の関係主体と連携し、ランドスケープアプローチの実践の具体化を支援するものです。
■ 公募結果(五十音順)
代表申請者 | 採択事業名 | 連携体制名 | 事業概要 |
東京海上日動火災保険株式会社 | 森林保全を通じた、群馬県内における「地産地消」を軸とした経済循環モデル構築事業 | 【連携体制名】 ぐんま森林価値循環共創コンソーシアム(Gunma-Forest-Link) 【関係者】 東京海上日動火災保険(株)、群馬県、ID&Eホールディングス(株)、東京海上アセットマネジメント(株)、(株)箕輪フーズ、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 山形与志樹教授 |
県面積の約2/3にあたる約42万7千haの森林を有する群馬県において、「群馬の森林資源を守り、活かす」をテーマに、①シカによる食害等の被害防除とジビエの価値向上を狙った鳥獣被害対策、②森林保全の先を見据えた自然由来カーボンクレジット(森林クレジット)を軸とする収益化施策の展開等 |
東北大学ネイチャーポジティブ発展社会実現拠点 | 黒部川流域ネイチャーポジティブ・プロジェクト | 【連携体制名】 黒部川ネイチャーポジティブ検討会 【関係者】 東北大学ネイチャーポジティブ発展社会実現拠点(東北大学や海洋研究開発機構等が参加)、富山県、黒部市、入善町、YKK(株)、アサヒグループジャパン(株)、マルハニチロ(株)、関西電力(株)、北陸電力(株)、(株)ほくほくフィナンシャルグループ、(株)熊谷組、八千代エンジニヤリング(株)、阿曽原温泉小屋、(一社)環境市民プラットフォームとやま、(一社)黒部川扇状地研究所等 |
3,000m級の山岳から扇状地の里地里山、富山湾の里海、奥海へと続く黒部川流域において、水関連資源に依存し又は影響を与えている企業や自治体、地域団体などのステークホルダーが連携して、ネイチャーポジティブな地域づくりを実現するためのビジョンづくり、ロジックモデルを活用したアクションプランの検討等 |
北海道黒松内町 | 未来へつなぐ 黒松内ネイチャーバリューアップ・プロジェクト | 【連携体制名】 くろまつないネイチャーポジティブ推進協議会(仮称) 【関係者】 黒松内町 北海道大学 黒松内銘水(株) (株)ブナの里振興公社 黒松内町商工会 |
ダムのない清流や、原生的な森林・草地生態系等豊かな自然環境を有する黒松内町において、耕作放棄地での放牧畜産を行うことで生物多様性保全と食料生産力向上の同時達成を実現するためのストーリー検討、ネットワーク構築等 |
連絡先
環境省 自然環境局自然環境計画課 生物多様性主流化室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8150
- 室長
- 永田 綾
- 室長補佐
- 大澤 隆文
- 係長
- 服部 優樹
- 担当
- 吉村 美咲姫