日本国環境省とインドネシア共和国環境林業省との二国間会談及び環境協力に関する協力覚書の署名について

１．背景
　　インドネシア共和国環境林業省とは、2012年に環境協力に関する協力覚書を締結し、政策対話を開催する等、協力関係を強化してきました。今般、廃棄物管理、気候変動等の分野で両国の協力を深化させるべく、新たな協力覚書を締結しました。

 
２．開催日時　　
　　 2022年８月30日　現地時間18:10～18:45
 
３．場所
　　インドネシア（バリ）
 
４．主な出席者
　　（インドネシア)
　　　環境林業省　シティ大臣、アルー副大臣、フィフィン廃棄物等管理総局長、
　　　　　　　　　アグス持続可能な森林管理総局長

　　（日　　　 本）
　　　西村環境大臣、長峯経済産業大臣政務官、川又国際連携課長　他

５．会談概要
　　　西村環境大臣は、インドネシア共和国シティ環境林業大臣と会談を行い、「日本国環境省とインドネシア共和国環境林業省との間の環境協力に関する協力覚書」に署名しました。会談では、廃棄物管理及び気候変動などの分野で両国の更なる協力に関して意見交換を行うとともに、Ｇ20環境・気候大臣会合の成果文書に対する日本の意見を伝えました。
 
６．協力覚書の概要
　　　日本とインドネシア共和国両国の環境協力をより一層推進するため、以下を始めとする分野で対話及びプロジェクト等を実施、促進する。
 
　　　　　１． 汚染の規制（大気、土地、水）
　　　　　２． 海洋汚染の規制
　　　　　３． 気候変動
　　　　　４． 有害物質管理
　　　　　５． 固形廃棄物（環境的に持続可能な都市を含む）及び有害廃棄物管理
　　　　　６． 国立公園及び保全地域における観光振興
　　　　　７． 持続可能な湖沼管理
　　　　　８． 環境法の施行（探査・調査技術）
　　　　　９． 双方が相互に決定するその他の分野
 
　　　上記の環境協力は、以下の実施体制にて行われる。
　　　　　・大臣間の政策対話を隔年開催。
　　　　　・覚書の別紙として、４年間の行動計画を規定。
　　　　　・個別分野における具体の協力は、事務方による技術対話（Technical Dialogue）で協議・決定・進捗管理し、実施に当たって個別の協定書（Separate Arrangement）を締結する。