報道発表資料
2025年07月18日
- 自然環境
2025年度IPBESシンポジウムの開催について
1.令和7年8月5日(火)に、2025年度IPBESシンポジウム「ネイチャーポジティブ社会の実現に向けたネクサス・アプローチ:IPBES評価報告書を地域の視点で読み解く」をオンライン開催します。
2.生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)は、2024年12月にナミビアで開催した総会において「生物多様性、水、食料及び健康の間の相互関係に関するテーマ別評価(ネクサス・アセスメント)」及び「生物多様性の損失の根本的要因、変革の決定要因及び生物多様性2050 ビジョン達成のためのオプションに関するテーマ別評価(社会変革アセスメント)」の2つの報告書を採択しました。本シンポジウムでは、ネクサス・アセスメントの内容を分かりやすく紹介するとともに、日本国内における生物多様性や健康等の相互関係に関する研究や地域における実践事例を踏まえ、自然と共生する社会の実現可能性について考えます。
2.生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)は、2024年12月にナミビアで開催した総会において「生物多様性、水、食料及び健康の間の相互関係に関するテーマ別評価(ネクサス・アセスメント)」及び「生物多様性の損失の根本的要因、変革の決定要因及び生物多様性2050 ビジョン達成のためのオプションに関するテーマ別評価(社会変革アセスメント)」の2つの報告書を採択しました。本シンポジウムでは、ネクサス・アセスメントの内容を分かりやすく紹介するとともに、日本国内における生物多様性や健康等の相互関係に関する研究や地域における実践事例を踏まえ、自然と共生する社会の実現可能性について考えます。
■ 開催概要
豊かな生物多様性に支えられた生態系は、私達の社会・経済・暮らし・文化・生活の基盤として、人類に様々な恵みをもたらします。しかし、人間活動の影響により、地球全体でかつてない規模で生態系の破壊や劣化、気候変動の影響による深刻な災害の発生といった事象が多々発生しています。IPBES(生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム)が公表した報告書では、現在世界で約100万種が絶滅の危機に追いやられており、生物多様性における現状は危機的な状態にあります。
2024年12月に採択された、IPBES「生物多様性、水、食料及び健康の間の相互関係に関するテーマ別評価(ネクサス・アセスメント)」では、生物多様性や水、食料、健康、気候変動といった要素の相互作用(ネクサス)やシナジー(相乗効果)等について扱われており、現在の危機に対して単一の要素を優先し、他の要素を考慮しないシナリオは、ネクサス全体にトレードオフをもたらすとされ、いくつかの環境配慮型の対応策を用いたシナリオを用いることで、ネクサス要素全体でバランスの取れた便益の達成が可能である、といった点が示されています。
本シンポジウムでは、ネクサス・アセスメントの執筆に関わった専門家からの基調講演、また、日本国内での生物多様性と他の要素の関係性を考慮した研究や地域における実践事例の紹介を通じ、ネクサス・アセスメントが提唱するネクサス・アプローチの具体や社会変革の変遷、また、その重要性や実現可能性などについて、参加者の皆様と一緒に考えます。
〇 日 時:令和7年8月5日(火)13:30~15:30
〇 会 場:Zoomウェビナーによるオンライン配信を予定
〇 参 加 費:無料
〇 主 催:環境省
〇 共 催:公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)
〇 協 力:環境研究総合推進費 戦略的研究開発課題(S-21)
2024年12月に採択された、IPBES「生物多様性、水、食料及び健康の間の相互関係に関するテーマ別評価(ネクサス・アセスメント)」では、生物多様性や水、食料、健康、気候変動といった要素の相互作用(ネクサス)やシナジー(相乗効果)等について扱われており、現在の危機に対して単一の要素を優先し、他の要素を考慮しないシナリオは、ネクサス全体にトレードオフをもたらすとされ、いくつかの環境配慮型の対応策を用いたシナリオを用いることで、ネクサス要素全体でバランスの取れた便益の達成が可能である、といった点が示されています。
本シンポジウムでは、ネクサス・アセスメントの執筆に関わった専門家からの基調講演、また、日本国内での生物多様性と他の要素の関係性を考慮した研究や地域における実践事例の紹介を通じ、ネクサス・アセスメントが提唱するネクサス・アプローチの具体や社会変革の変遷、また、その重要性や実現可能性などについて、参加者の皆様と一緒に考えます。
〇 日 時:令和7年8月5日(火)13:30~15:30
〇 会 場:Zoomウェビナーによるオンライン配信を予定
〇 参 加 費:無料
〇 主 催:環境省
〇 共 催:公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)
〇 協 力:環境研究総合推進費 戦略的研究開発課題(S-21)
■ プログラム(敬称略、予定)
〇 基調講演:
齊藤 修 (公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES) 生物多様性と生態系サービス領域プログラムディレクター、
東京大学未来ビジョン研究センター客員教授、ネクサス・アセスメント統括執筆責任者)
〇 話題提供(五十音順)
池井 晴美(国際高等研究基幹(環境健康フィールド科学センター)テニュアトラック准教授)
工藤 真弓*(上山八幡宮(南三陸町)禰宜)
後藤 伸弥*(後藤海産、戸倉Sea Boys リーダー)
太齋 彰浩*(サスティナビリティセンター代表理事、東北大学 生命科学研究科 客員教授)
〇 パネルディスカッション
パネリスト 話題提供者(上記4名)、環境省生物多様性戦略推進室
モデレーター 齊藤 修 (上記に同じ)
講評 橋本 禅 (東京大学大学院農学生命科学研究科教授、IPBES学際的専門家パネル共同議長)
※「 ★ 」:左記の記号が名前の横に記載されている話題提供者はサテライト会場から参加。
齊藤 修 (公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES) 生物多様性と生態系サービス領域プログラムディレクター、
東京大学未来ビジョン研究センター客員教授、ネクサス・アセスメント統括執筆責任者)
〇 話題提供(五十音順)
池井 晴美(国際高等研究基幹(環境健康フィールド科学センター)テニュアトラック准教授)
工藤 真弓*(上山八幡宮(南三陸町)禰宜)
後藤 伸弥*(後藤海産、戸倉Sea Boys リーダー)
太齋 彰浩*(サスティナビリティセンター代表理事、東北大学 生命科学研究科 客員教授)
〇 パネルディスカッション
パネリスト 話題提供者(上記4名)、環境省生物多様性戦略推進室
モデレーター 齊藤 修 (上記に同じ)
講評 橋本 禅 (東京大学大学院農学生命科学研究科教授、IPBES学際的専門家パネル共同議長)
※「 ★ 」:左記の記号が名前の横に記載されている話題提供者はサテライト会場から参加。
■ ウェビナー参加申込要領
ウェビナー参加を希望される方は、令和7年8月3日(日)までに、以下のURLからお申し込みください。(なお、定員(1000名程度)を大幅に超える場合には、配信方法をYouTube等に切り替えさせていただく可能性があります。)
https://iges-jp.zoom.us/webinar/register/WN_xEmm1S-yTGulYenYmABhqA
https://iges-jp.zoom.us/webinar/register/WN_xEmm1S-yTGulYenYmABhqA
■ 報道関係者の方へ
今回のシンポジウムは、東京会場(メイン会場)と宮城県南三陸会場(サテライト会場)とをオンラインで繋ぎ、両会場から一般視聴者向けにZoomウェビナーでオンライン配信する予定です。両会場において、以下のとおり、傍聴の希望を受け付けます。
(1)会場の都合上、対面での傍聴は報道関係者のみとさせていただきます。
(2)会場での対面傍聴を希望される報道関係者の皆様につきましては、令和7年7月29日(火)16:00までに、件名に「IPBESシンポジウム」と明記し、本文に住所・氏名・会社名・電話番号と希望会場(メイン/サテライト)を御記入の上、以下までE-mailでお申し込みください。
(申込先)
環境省自然環境局自然環境計画課 生物多様性戦略推進室
T E L: 03-5521-8275
Email: NBSAPアットマークenv.go.jp
※送信の際には「アットマーク」部分を半角の@で置き換えてください。
担当:齋藤・宇野
(3)受付はお申込順とさせていただきます。なお、対面参加のお申込が多数の場合は、会場の関係などから御希望に添えない場合があります。その際は、オンラインでの傍聴をお願いいたします。あらかじめ御容赦ください。
(4)当日は、社員証・免許証など身分を証明するものを御提示していただく場合がございます。
(5)対面参加の報道関係者の皆様につきましては、シンポジウム後に、各会場において、各登壇者への自由取材時間(30分程度)を設ける予定です。
(1)会場の都合上、対面での傍聴は報道関係者のみとさせていただきます。
(2)会場での対面傍聴を希望される報道関係者の皆様につきましては、令和7年7月29日(火)16:00までに、件名に「IPBESシンポジウム」と明記し、本文に住所・氏名・会社名・電話番号と希望会場(メイン/サテライト)を御記入の上、以下までE-mailでお申し込みください。
(申込先)
環境省自然環境局自然環境計画課 生物多様性戦略推進室
T E L: 03-5521-8275
Email: NBSAPアットマークenv.go.jp
※送信の際には「アットマーク」部分を半角の@で置き換えてください。
担当:齋藤・宇野
(3)受付はお申込順とさせていただきます。なお、対面参加のお申込が多数の場合は、会場の関係などから御希望に添えない場合があります。その際は、オンラインでの傍聴をお願いいたします。あらかじめ御容赦ください。
(4)当日は、社員証・免許証など身分を証明するものを御提示していただく場合がございます。
(5)対面参加の報道関係者の皆様につきましては、シンポジウム後に、各会場において、各登壇者への自由取材時間(30分程度)を設ける予定です。
<参考>
● 生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム
(Intergovernmental science-policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services:IPBES)
◆ 生物多様性と生態系サービスに関する動向を科学的に評価し、科学と政策のつながりを強化する政府間のプラットフォームとして2012年に設立された政府間組織
◆ 令和7年7月現在、150か国が参加
◆ 科学的評価、能力開発、知見生成、政策立案支援の4つの機能が活動の柱
◆ これまでに以下の評価報告書とワークショップ報告書を作成
・ 生物多様性及び生態系サービスのシナリオとモデルの方法論に関する評価報告書
・ 花粉媒介者、花粉媒介及び食料生産に関するテーマ別評価報告書
・ 生物多様性及び生態系サービスに関する地域・準地域別評価報告書
・ 土地劣化と再生に関するテーマ別評価報告書
・ 生物多様性と生態系サービスに関する地球規模評価報告書
・ 生物多様性とパンデミックに関するワークショップ報告書
・ 生物多様性と気候変動に関するIPBES-IPCC合同ワークショップ報告書
・ 野生種の持続可能な利用に関するテーマ別評価報告書
・ 自然の多様な価値と価値評価の方法論に関する評価報告書
・ 侵略的外来種とその管理に関するテーマ別評価報告書
・生物多様性、水、食料及び健康の間の相互関係に関するテーマ別評価(ネクサス・アセスメント)報告書
・生物多様性の損失の根本的要因、変革の決定要因及び生物多様性2050 ビジョン達成のためのオプションに関するテーマ別評価(社会変革アセスメント)報告書
◆ 参考情報
⚫IPBES ウェブサイト
https://www.ipbes.net/
⚫環境省ウェブサイト
https://www.env.go.jp/nature/biodiversity/ipbes.html
(Intergovernmental science-policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services:IPBES)
◆ 生物多様性と生態系サービスに関する動向を科学的に評価し、科学と政策のつながりを強化する政府間のプラットフォームとして2012年に設立された政府間組織
◆ 令和7年7月現在、150か国が参加
◆ 科学的評価、能力開発、知見生成、政策立案支援の4つの機能が活動の柱
◆ これまでに以下の評価報告書とワークショップ報告書を作成
・ 生物多様性及び生態系サービスのシナリオとモデルの方法論に関する評価報告書
・ 花粉媒介者、花粉媒介及び食料生産に関するテーマ別評価報告書
・ 生物多様性及び生態系サービスに関する地域・準地域別評価報告書
・ 土地劣化と再生に関するテーマ別評価報告書
・ 生物多様性と生態系サービスに関する地球規模評価報告書
・ 生物多様性とパンデミックに関するワークショップ報告書
・ 生物多様性と気候変動に関するIPBES-IPCC合同ワークショップ報告書
・ 野生種の持続可能な利用に関するテーマ別評価報告書
・ 自然の多様な価値と価値評価の方法論に関する評価報告書
・ 侵略的外来種とその管理に関するテーマ別評価報告書
・生物多様性、水、食料及び健康の間の相互関係に関するテーマ別評価(ネクサス・アセスメント)報告書
・生物多様性の損失の根本的要因、変革の決定要因及び生物多様性2050 ビジョン達成のためのオプションに関するテーマ別評価(社会変革アセスメント)報告書
◆ 参考情報
⚫IPBES ウェブサイト
https://www.ipbes.net/
⚫環境省ウェブサイト
https://www.env.go.jp/nature/biodiversity/ipbes.html
連絡先
環境省 自然環境局 自然環境計画課 生物多様性戦略推進室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8275
- 室長
- 鈴木 渉
- 室長補佐
- 齋藤 佑介