報道発表資料

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2008年05月01日
  • 総合政策

国等の機関によるグリーン購入の実績及びその環境負荷低減効果等について(お知らせ)

 環境省では、国等の機関によるグリーン購入の取組*の実績を取りまとめるとともに、この取組によって得られた、CO2削減等の効果の試算及びグリーン購入法の判断の基準を満たす物品(特定調達物品)の市場形成状況の調査等を行いました。

 国等による調達実績は高い水準を維持しており、平成18年度のグリーン購入の取組によって、8万9千5百トンのCO2排出削減が達成されたものと試算されました。また、市場における環境物品の占有割合は全体的に広がっており、特に、文具類については、国等の機関のグリーン購入による効果が顕著に現れていると考えられます。

*:国等の機関では、平成13年度より「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」(通称「グリーン購入法」)に基づき、目標を定めて環境負荷低減に資する物品及びサービスの調達を推進しています。

平成18年度における国等の機関の特定調達物品等の調達実績

前年度に引き続き、ほとんどの品目(147品目)において95%以上の高い水準
・公共工事分野の品目を除く。

平成18年度の国等の機関におけるグリーン購入によるCO2排出削減量

8万9千5百トン(家庭からの二酸化炭素排出量の約42千人分に相当)

市場における環境物品の占有割合

 対象品目5分野15品目について、市場における特定調達物品の占有等の調査を行った結果、全体的に拡大傾向
(例)蛍光灯照明器具
 22.4%(平成12年度) → 38.2%(平成15年度) → 57.4%(平成18年度)に拡大

※なお、紙類については、製紙業界全体に及ぶ古紙配合率偽装問題により、調達した紙類製品の個別の古紙パルプ配合量等が不明であり、環境負荷低減効果の試算及び市場形成効果の評価を行うことは困難である。紙類のグリーン購入のあり方については、現在特定調達品目検討会で検討中であり、その取りまとめを経てグリーン購入の信頼回復と適正化を図ることとしており、その上で適切に効果評価の方策を検討することとする。

ホームページアドレス

環境省ホームページにおいて、「国等の機関によるグリーン購入の実績及びその環境負荷低減効果等の詳細情報」を公表します。
アドレス:https://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/index.html

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境経済課
直通番号:03-5521-8229
課長:笠井俊彦(6260)
課長補佐:原田和幸(6251)
担当:佐藤仁泉(6291)
吉田杏子(6270)

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