報道発表資料

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1999年07月08日

未来環境創造型基礎研究推進費・中間評価結果について

環境庁では、「研究評価基本指針」に基づき、研究評価を実施している。
 今般、未来環境創造型基礎研究推進費により実施されている2つの研究課題について、総合研究推進会議(座長:平岡正勝 京都大学名誉教授)による中間評価が行われ、その結果がとりまとめられた。
1.概要

 未来環境創造型基礎研究推進費により実施されている2つの研究課題の中間評価が行われた。
 未来環境創造型基礎研究推進費は、大規模な基礎研究に対する総合的取組に関し、産・学・官の連携の下、次世代の環境保全技術の基礎となる「知的資産」を蓄積するための基礎的・基盤的研究を実施することを目的に、平成9年度に創設した制度である。研究期間は3年間、研究費は年間1課題当たり1億円程度を上限とし、原則として研究課題ごとに国立試験研究機関、大学及び民間企業からなるプロジェクトチームを編成し、研究を実施する。

2.評価対象課題

 今回の評価は、平成10年度に研究を継続した2課題を対象として中間評価を実施したものである。

3.評価方法

 今回の評価は、本年3月31日に開催された総合研究推進会議における、各研究課題の課題代表者からの報告をもとに、総合研究推進会議検討員(座長:平岡正勝 京都大学名誉教授ほか13名の有識者により構成)及び環境庁職員が中間評価を行ったものである。

4.評価結果概要

 各研究課題ごとに、研究の進め方、得られた成果、今後の継続の可否等について評価が行われた。
 全般的に、当初想定された成果が得られており、今後も継続した方がよい等、概ね肯定的な評価がなされた。しかし、一部には、共同研究機関との連携が必ずしも十分とはいえず、プロジェクトとしての総合化に工夫が必要との指摘もあった。

5.今後の対応

 環境庁としては、これらの評価結果を今後の研究の進め方等に反映することとしている。 なお、詳細につきましては、環境庁企画調整局環境研究技術課までお問い合わせ下さい。

添付資料

連絡先
環境庁企画調整局環境研究技術課
課       長 : 石川 明彦(内6240)
 試験研究調整官 :松井 佳巳(内6241)
 主       査 :伊藤 恒之(内6244)
 担       当 :伊藤 秀一(内6246)