報道発表資料

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1997年06月23日

「ファシリテーター養成ワークショップ」の開催について

環境庁は6月27、28日の2日間、京都弥生会館にて「ファシリテーター養成ワークショップ」を開催する。このワークショップは昨年3度にわたり開催した「エコライフワークショップ」を今後全国で継続的に開催してもらうため、ワークショップを企画運営できる人を養成するためのもので、全国8地域から55名が参加する。
 なお、ワークショップ参加者は、このワークショップ後、京都会議までに実際に地元で「エコライフワークショップ」を開催することとなっており、その成果は取りまとめて、地球温暖化防止京都会議までに発表される予定である。
1.背景と趣旨
 環境庁では家庭部門における地球温暖化対策として、既に「環境家計簿運動」や「エコライフ100万人の誓い」などの国民参加の取組を進めているが、国民のライフスタイルは、地域、世代等によって様々であり、それを環境に配慮したライフスタイルに変えていくための課題も様々である。このような問題意識から昨年、新潟、東京、大阪の各地域でいろいろな世代の人を集めて、エコライフワークショップ(別紙)を開催したところ、今後の温暖化対策を考えていく上で極めて有用であったばかりでなく、参加者からも、地球温暖化対策に主体的に参加してるという意識を持てるようになったと大変好評をいただいた。
 そのため、今回、この「エコライフワークショップ」の取組を全国的に広めていくため、その企画、運営をしていくことができる人材(ファシリテーター)を養成するためのワークショップを開催することとした。

2.目的
 「エコライフ・ワークショップ」(別紙参照)を全国各地で継続的に開催してもらうため、ワークショップを行う際に各グループの議論がスムーズに進むように進行役を務める人(ファシリテーター)を多数養成することを目的とする。

3.日時
6月27日(金)13:00~18:00
6月28日(土)10:00~16:00

4.場所
弥生会館
住所 京都市中京区西の京栂尾町
Tel  075-841-8411
交通 JR二条駅前
   京都駅からバス 約20分

5.主催者等
主 催 :環境庁
共 催 :(社)環境情報科学センター
企画運営:参加のデザイン研究所
協 力 :生協、JC(日本青年会議所)

6.参加者
以下の7名を1ユニットとし、8ユニットが参加する
県の担当者          1名
開催する市町村の担当者  2名
住民団体、学生等      4名
(日本生協連、JC(日本青年会議所)、環境保全活動を行っている学生団体などより参加いただく)
 ※政令市が参加する場合には当該都道府県の担当者の参加は無し

7.スケジュール
・27日 ファシリテーター養成講座
ファシリテーターとして必要なワークショップについての理論と手法を身につける参加体験型の講座を受ける。
・28日 体験エコライフワークショップ
実際にファシリテーターや参加者として、ワークショップを体験し、1日目に学んだマインドとスキルの定着を図る。

8.プログラム(予定)
日 時 内 容
27日 ファシリテータ養成講座
  13:00 集合
  13:30 開会 オリエンテーション
     参加者、スタッフの紹介
     アイスブレーキング(自己紹介を兼ねて)
  14:10 レクチャー
     参加のデザイン研究所 代表 世古一穂
     「市民・行政・企業のパートナーシップによる
     エコライフづくりに向けて」
  14:40 導入のワークショップ
 エコライフワークショップのオリエンテーション
 グループ作業等
16:30 質疑とふりかえり、まとめ
17:00 情報交換会
18:00 終了
28日 体験エコライフワークショップ
10:00 集合
10:30 挨拶(環境庁)
ワークショップ1 全体作業
 自己紹介
11:15 オリエンテーション
始めに  世古一穂(参加のデザイン研究所)
 「地球温暖化とは」
11:45 ワークショップ2 全体作業
 エコロジー度チェック
 旗上げアンケート
12:15 昼食
13:00 ワークショップ3 グループ作業
 地球温暖化を引き起こす要因となる行動
   →課題の抽出、順位付け
13:40 発表 各グループ3分程度
14:10 ワークショップ4 グループ作業
 環境にやさしいライフスタイルへの転換
   →対策づくり
14:50 発表 各グループ3分程度
15:20 全体のまとめ
15:45 おわりに
 環境家計簿、エコライフ100万人の誓いの説明
 ふりかえり用紙の記入・回収
  16:00 終了

9.ワークショップ終了後の活動について
本ワークショップ終了後、参加いただいた8市において、実際に「エコライフ・ワークショップ」を開催していただく。その成果については、何らかの形で取りまとめ、12月に行われる地球温暖化防止京都会議(COP3)の前に発表する予定である。

10.参加自治体及び参加人数
  道府県 生協 JC 大学 その他 合計
北海道 帯広市  
千葉県 松戸市    
静岡県 静岡市  
京都市  
神戸市    
兵庫県 明石市    
岡山県 岡山市    
長崎県 佐世保市  

合 計

16 13 11 55

11.取材について
現地同行取材を希望される場合はあらかじめ広報室に連絡して下さい。
参加者へのインタビューは可能ですが、現地での指示に従って下さい。

   *ワークショップについては、添付ファイル参照。

添付資料

連絡先
環境庁企画調整局地球環境部環境保全対策課
課   長:小林   光(6740)
 課長補佐:清瀬 和彦(6737)
 担   当:菅原 雅彦(6738)