低濃度ＰＣＢ汚染物の焼却実証試験（第２回）の実施結果について

(1)実施場所及び実施期間

• 光和精鉱株式会社戸畑製造所（福岡県北九州市）
  平成19年２月14日（水）～２月16日（金）
• 株式会社カムテックス福山工場（広島県福山市）
  平成19年２月５日（月）～２月７日（水）
• 財団法人愛媛県廃棄物処理センター東予事業所（愛媛県新居浜市）
  平成19年２月21日（水）～２月23日（金）
• エコシステム秋田株式会社（秋田県大館市）
  平成19年２月26日（月）～２月28日（水）
• 株式会社クレハ環境（福島県いわき市）
  平成19年２月12日（月）～２月14日（水）

施設の概要は、「別紙」表１参照。

(2)実施内容

　現在稼働中の産業廃棄物の焼却施設又は溶融施設に、試験試料として、数十ppm程度のＰＣＢを含む絶縁油（エコシステム秋田株式会社及び株式会社クレハ環境の場合）又は数十mg/kg程度のＰＣＢを含む紙くず・木くず（光和精鉱株式会社、株式会社カムテックス及び財団法人愛媛県廃棄物処理センターの場合）を投入し、排ガス及び排水中のＰＣＢ濃度等を分析することにより、低濃度ＰＣＢ汚染物が適正に処理されていることを確認する。
　なお、本試験において、燃焼ガスの温度等は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則（昭和46年厚生省令第35号）第12条の２第５項第１号に規定するＰＣＢ廃棄物の焼却処理条件を満足させて行うものとする（燃焼ガスの温度1,100℃以上、２秒以上滞留）。

(3)実施結果

　焼却実証試験の実施の結果、試験試料については、確実かつ周辺環境へ影響を及ぼすことなく安全に分解されることを確認した。詳細は、以下のとおり。