報道発表資料

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2007年01月16日
  • 水・土壌

「平成19年度硝酸性窒素浄化技術開発普及等調査」対象技術の募集について

環境省は、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素による地下水汚染の防止技術及び汚染された地下水の浄化技術の確立と普及を目的として、技術を募集しその技術についてフィールド実証調査を行っています。
 この度、平成19年度の実証調査の対象技術を、1月16日から2月16日にかけて募集します。

1.背景

 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素(以下「硝酸性窒素」という。)は、他の項目と比較して地下水の水質汚濁に係る環境基準の超過率が高い状況(「平成17年度地下水質測定結果」において4.2%)にあります。
 硝酸性窒素による地下水汚染は、施肥、家畜排せつ物、生活排水等、汚染原因が多岐に渡り、一般的に汚染が広範囲に及んでいます。そのため、地下水汚染対策として、発生源対策である窒素負荷低減対策(施肥量の適正化、家畜排せつ物の適正処理、生活排水の適正処理等)とともに、汚染防止対策や、汚染された地下水の浄化対策を推進していく必要があります。

2.調査の概要

 「硝酸性窒素浄化技術開発普及等調査」は、硝酸性窒素による地下水汚染の防止技術及び汚染された地下水の浄化技術の確立と普及を目的とし、平成16年度より実施しています。
 本調査では、様々な地域特性を持つ汚染地域において、地下水汚染防止技術及び地下水浄化技術のフィールド実証調査を行い、技術の有効性・経済性等を評価し、浄化処理能力、最適条件等を検証します。

3.対象技術の募集・選考

 募集要領に基づき、硝酸性窒素による地下水汚染を防止する技術及び汚染された地下水を浄化する技術(装置の設置・使用等は必須条件ではなく、装置等を必要としない施肥法の改良等のソフト的な技術・手法も対象とする)を幅広く募集いたします。
 募集要領及び応募票は、以下の環境省ホームページからダウンロードして御利用ください。

URL  https://www.env.go.jp/water/chikasui/no3_kaihatu/

 応募の締め切りは平成19年2月16日(金)12:00(必着)とします。応募書類を4.の応募先まで提出してください。
 応募された技術・手法については、学識経験者から構成される「硝酸性窒素浄化技術開発普及等調査検討会」において厳正な審査を行い、その結果をもとに採択する技術・手法を決定します。

4.担当及び応募先

〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
環境省 水・大気環境局 土壌環境課 地下水・地盤環境室
「硝酸性窒素浄化技術開発普及等調査」担当
TEL:03-3581-3351(内線6675)
FAX:03-3501-2717
電子メール:mizu-chikasui@env.go.jp

連絡先
環境省水・大気環境局土壌環境課地下水・地盤環境室
代表:03-3581-3351
 室長:藤塚 哲朗(内線6670)
 補佐:佐藤郁太郎(内線6671)
 担当:坂井美穂子(内線6675)
     兼平 進一(内線6674)