報道発表資料
平成19年1月26日(金)から28日(日)まで、東京国際展示場(通称:東京ビッグサイト)にて開催される、ダイビングフェスティバル2007において、環境省では、「国際サンゴ礁年2008説明会」(1月26日(金))及びパネルディスカッション「サンゴ礁保全にダイバーができること」(1月27日(土))を開催します。
1.概要
ダイビングフェスティバルは、日本スキューバ協会等が主催するダイビング関係の展示会であり、ダイビング器材メーカー、指導団体、旅行会社等による展示やセミナーが開催され、毎年2万人以上の参加者がある。
環境省では、この機会を捉え、「国際サンゴ礁年2008説明会」(1月26日(金))及びパネルディスカッション「サンゴ礁保全にダイバーができること」(1月27日(土))を開催する。
2.国際サンゴ礁年2008説明会
- [1] 背景・目的:
- サンゴ礁保全のための国際的枠組みである国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)では、平成18年10月にメキシコで開催された総会において、2008(平成20)年を国際サンゴ礁年とし、各国において、サンゴ礁の価値や危機についての普及啓発活動や、様々な関係者が協力したサンゴ礁の保全活動を推進することを決定した(別添参考資料参照)。また、平成19年4月22日~24日に東京で開催される総会においては、国際サンゴ礁年のテーマ(キャッチフレーズ)、世界的な連絡調整の枠組み、各国の実施体制等が議論される予定である。
環境省は、日本におけるICRI担当機関として、科学者、NGO、ダイビング事業者、観光業者等の幅広い関係者の意見を聞きながら、国際サンゴ礁年の計画を立案していく方針であり、国際サンゴ礁年の趣旨を説明し、今後の体制やサンゴ礁年における活動について意見交換を行うことを目的として「国際サンゴ礁年2008説明会」を次のとおり開催する。 - [2] 日時:
- 平成19年1月26日(金)15:30~17:00
- [3] 場所:
- 東京国際展示場(〒135-0063 東京都江東区有明3-21-1、電話03-5530-1111)
ダイビングフェスティバル会場(西4ホール) 付帯会議室(定員50名) - [4] 議事:
- 国際サンゴ礁年についての説明
国際サンゴ礁年の実行体制について(意見交換)
国際サンゴ礁年での行事について(意見交換)
今後のスケジュールについて(意見交換) - [5] 参加申込み:
- 次の事項を記載の上、電子メール、FAX又は葉書にてお申込み下さい(参加費無料)。
- 参加者氏名
- 所属団体名
- 連絡先(電話、FAX、電子メール)
申込みを頂いた方には、参加を受け付けた旨、折り返し、御連絡いたします(申込者多数の場合には、追加説明会(場所、日時等は後日決定)への振替を御相談させていただく可能性があります。)
3.パネルディスカッション「サンゴ礁保全にダイバーができること」
- [1] 目的:
- 美しいサンゴ礁は、私たちダイバーにとって、そして、地域の人々にとって、かけがえのない宝物です。しかし、地球温暖化等の影響による白化現象、不適切な開発、ダイナマイト等を利用した破壊的な漁業などにより、世界中でサンゴ礁が悪化しています。パネルディスカッション「サンゴ礁保全にダイバーができること」では、サンゴ礁の研究者でもあり、慶良間を中心にサンゴ礁の保全に情熱を注いでいる琉球サンゴ君ら3名を迎えて、サンゴ礁の状況やその保全についてダイバーができることについて参加者を交えて意見交換を行うことにより、一般ダイバーやダイビング事業者が、サンゴ礁保全のためにどんな活動ができるのかについて考えたいと思います。
- [2] 日時:
- 平成19年1月27日(土)14:30~15:30
- [3] 場所:
- 東京国際展示場(〒135-0063 東京都江東区有明3-21-1、電話03-5530-1111)
ダイビングフェスティバル会場(西4ホール)イベントステージ - [4] パネリスト等:
-
パネリスト: 入川暁之(琉球サンゴ君)、長田智史(財団法人沖縄県環境科学センター 職員)、岸本多美子(雑誌『月刊ダイバー』 副編集長)(50音順、敬称略) モデレイター: 高橋啓介(環境省 自然環境計画課 サンゴ礁保全専門官) - [5] 参加申込み:
- 申込みは不要です(当日自由に参加できます。参加費無料。ただし、会場の座席数は50席程度)。
4.申込み・問合せ先:
環境省自然環境局 自然環境計画課 担当 高橋、速水(はやみず)
住所:〒100-8975 千代田区霞が関1-2-2
電話:03-5521-8273 FAX:03-3591-3228
e-mail:coral@env.go.jp
5. その他
国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)の総会が平成19年4月22日(日)~24日(水)に開催され、国際サンゴ礁年2008の活動や、サンゴ礁の保護区、マングローブ林とサンゴ礁の関係等が議論される予定。
環境省は、この総会のため海外からサンゴ礁保全関係者が集まる機会を捉え、立教大学(池袋)の協力を得て、平成19年4月22日(日)に、同大学において、サンゴ礁についての一般向けシンポジウムを開催する。シンポジウムにおいては、サンゴ礁の価値や現状、サンゴ礁の環境教育、サンゴ礁保全のための先進的な取組等について、発表を行う予定。
添付資料
- 連絡先
- 環境省自然環境局自然環境計画課
TEL:03-55221-8275
課長:渡邉 綱男(内線 6430)
課長補佐:谷川 潔 (内線 6491)
担当:高橋 啓介(内線 6433)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成18年10月30日
- 国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)総会の結果について