報道発表資料

この記事を印刷
2006年12月18日
  • 大気環境

第2回アジアEST(環境にやさしい交通)地域フォーラムの結果について

環境省は、国際連合地域開発センター(UNCRD)、インドネシア環境省とともに、アジアEST地域フォーラムの第2回会合を、12月11-12日にインドネシア・ジョグジャカルタにて開催した。
 アジアEST地域フォーラムは、アジア地域における環境にやさしい交通(EST)の実現を目指して、わが国とUNCRDが共同で設立した、政府ハイレベルによる政策対話会合です(今回は昨年8月の第1回会合(於:名古屋市)を踏まえた第2回会合)。
 本会合では、
(1)
全ての参加国政府より、各国のESTに関連する取組状況が発表され、先進事例の共有を図ったほか、環境と交通の分野における学識経験者等の専門家、ESTの取組を推進する国際機関等を交えて、ESTの推進に向けた課題と対応策について議論が行われた。
(2)
国レベルと共に都市レベルにおいてもESTに関する取組を強化することによる相乗効果等  が期待されることから、アジア開発銀行(ADB)とも連携を図り、来年4月に京都でアジアの市長レベルの政策対話を行う構想について議論が行われた。
(3)
これらの議論を踏まえ、アジア地域において各国協力の下に、一層ESTを推進することについて、将来に向けて確認した。

1.会議概要

(1) 日程及び場所
平成18年12月11日(月)-12日(火)
インドネシア共和国 ジョグジャカルタ市
(2) 参加国・機関等
アジア地域14カ国の環境担当及び交通担当政府機関の代表
(ASEAN、日本、中国、韓国、モンゴル)
交通と環境分野に関する学識経験者等の専門家
アジア開発銀行(ADB)などの24の国際機関等    計 約100名

2.主要議題と成果

(1) カントリーイニシアティブ
 先進事例等の共有を図るため、参加国政府より各国のESTに関連する取組状況が発表された。
 これらを踏まえ、アジア地域でESTの推進に向けた方策等について議論がなされた。
(2) ESTパフォーマンス指標
 各国のESTの実現に向けた取組の進捗状況を把握する指標として、ESTパフォーマンス指標の導入についてUNCRDより提案がなされ、その考え方等について議論がなされた。
(3)ESTに関するアジアの市長会合についての議論
 本会合による国レベルの取組と併せ、都市レベルでもESTの実現に向けた取組を強化することにより相乗効果等が期待できることから、アジア開発銀行(ADB)とも連携して、ESTに関するアジアの市長会合を開催する構想について議論がなされた。
(4)その他
 本会合のサマリーは、現在事務局(UNCRD)において事務的な最終調整中。後日、UNCRDのHPに掲載される予定ですが、本会合のプログラムは別添のとおりです。
リンク先:
環境省の環境と交通の取組     https://www.env.go.jp/air/traffic_env/index.html
UNCRD(国際連合地域開発センター)http://www.uncrd.or.jp/ja/
また、本フォーラムの概要及び本会合の過去の発表内容については、以下のページを御参照ください。

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局自動車環境対策課
課長:金丸 康夫(内6520)
 課長補佐:渡邉 一弘(内6526)
 担当:飯田 慎一(内6526)

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。