報道発表資料

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1998年12月14日

自然環境保全審議会野生生物部会の答申等について

自然環境保全審議会野生生物部会が12月14日(月)に開催され、環境庁長官から諮問された「人と野生鳥獣との共存を図るため緊急に講ずべき保護管理方策」について審議された。
 本件は、環境庁長官が平成10年5月25日付けで同審議会に諮問し、御検討いただいていたものであり、当日、野生鳥獣保護管理方策小委員会の6回目の会合を開き、検討報告書をまとめ、部会においては、この報告案をもとに審議を行い、報告案のとおり答申された。
 今後、環境庁においては、本答申に沿って、人と野生鳥獣との共存を図るため緊急に講ずべき保護管理のための具体的な施策を実施していく予定である。

※ なお、同部会において、ラムサール条約登録湿地「釧路湿原」の区域の拡大についても報告を行った。

1.人と野生鳥獣との共存を図るため緊急に講ずべき保護管理方策について(諮問)  本諮問は、野生生物部会に付議され、同部会に当該諮問を審議するため、野生鳥獣保護管理方策小委員会(渡辺 修 委員長)が設置され、以下のとおり検討が進められた。

開催年月日 開催区分 検  討
平成10年5月25日 野生生物部会 ○諮問及び諮問理由の説明
○野生鳥獣保護管理方策小委員会の設置
○小委員会委員及び委員長の指名
第1回小委員会 ○検討スケジュール
平成10年7月24日 第2回小委員会 ○野生鳥獣の保護管理の現状と課題
平成10年
  8月26~27日
  9月2~3日
第3回小委員会 ○現地小委員会及び現地調査
・広島県におけるツキノワグマの保護管理施策
・北海道におけるエゾシカの保護管理施策
平成10年9月30日 野生生物部会 ○小委員会の検討状況報告
第4回小委員会 ○講ずべき保護管理方策
平成10年11月9日 第5回小委員会 ○報告書スケルトン案
平成10年12月14日 第6回小委員会 ○報告書案
野生生物部会 ○小委員会の検討報告及び答申

(参考資料)

(1) 答申の要旨
  (2) 答申
  (3) 部会委員名簿
  (4) 小委員会名簿
  (5) 諮問書(写)

2.ラムサール条約登録湿地「釧路湿原」の区域の拡大について(報告)
  ラムサール条約登録湿地の「釧路湿原」(昭和55年6月17日登録、北海道)について、区域を拡大する。
 ※今回の「釧路湿原」の区域の拡大は、平成元年7月6日に続き、2回目となる。

添付資料

連絡先
環境庁自然保護局野生生物課鳥獣保護業務室
課   長 :森 康二郎(6460)
 室   長 :守口 典行(6470)
 諮問案件 :担当 東海林(6471)
        :前島 (6466)
 報告案件 :担当 井上 (6463)

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