報道発表資料
今春は2月1日から「環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)」を稼働し、ホームページ(http://kafun.nies.go.jp/)からの花粉飛散の情報提供を開始します。
1.経緯・目的
環境省は、平成14年度から都市部や山間部に花粉自動計測器を設置し、花粉飛散データを蓄積することにより花粉症と大気汚染物質との関係の解明などに役立てるとともに、花粉の飛散状況をリアルタイムで国民の皆様にお知らせする花粉観測システムを構築しております。
これまでに、関東、関西、中部地域と順次、花粉自動計測器を設置しており、17年度は中国・四国地域に整備を行ったところです。18年度以降も、花粉自動計測器を順次配置し、全国の花粉飛散状況が把握できる体制の確立を目指すこととしています。
2.花粉観測地点
花粉の観測地点は、原則として、花粉の発生源である山間部と人口が密集している都市部に配置しています。これまでに花粉自動計測器を設置した都府県は以下のとおりです。(観測地点の詳細は別添1)
- 関東地域:20地点(うち追加設置予定、7地点)
茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
- 関西地域:20地点(うち追加設置予定、8地点)
滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
- 中部地域:20地点
富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県
- 中国・四国地域:20地点
鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県
また、環境省の花粉観測地点に加えて、同一の計測方法による厚生労働省の花粉観測地点(10地点)のデータもこのホームページで表示しています。
3.花粉観測システムの活用
花粉観測システムにより、[1]花粉症の方が多く居住する都市部の花粉飛散状況、[2]花粉の発生源である山間部の花粉飛散状況、[3]山間部から都市部への花粉の移動を支配する風向、風速の状況、[4]花粉の飛散に影響を与える観測地点近隣における気温、降水量の状況等がリアルタイムで把握できます。これらのデータを上手く活用し、花粉症の方が、花粉暴露からの回避行動や予防対策をとることにより、症状の緩和に役だてていただけると考えております。
4.花粉観測システムの稼働
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情報提供開始:平成18年2月1日(水)
(関東、関西地域の追加設置地点の情報は、整備体制が整い次第順次(3月中)、提供してまいります。) - ○
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ホームページアドレス:http://kafun.nies.go.jp/
5.その他
花粉観測システムは、環境省が、独立行政法人国立環境研究所及び財団法人日本気象協会に委託して運用しています。
添付資料
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局大気環境課
課長:松井 佳巳(6530)
課長補佐:佐藤 美稚子(6538)
担当:村田 大介 (6538)